キャッシュレス還元対象のクレジットカードかクレジットカードの番号から検索可能になったことが発表されました。クレジットカードのカード番号からキャッシュレス還元対象かどうか検索可能になったポイント還元事業の検索機能の追加についてご紹介します。
経済産業省が10月の消費税増税に伴い開始した「キャッシュレス・ポイント還元事業」ですが、ユーザーのクレジットカードがキャッシュレス還元対象となるクレジットカードかどうかカード番号から検索することができるようになりました。
消費税増税に伴い開始した「キャッシュレス・ポイント還元事業」では、消費税増税に対するユーザーの負担を軽減することを目的に実施されている施策となっています。
還元される内容としては、対象店舗にてクレジットカードや電子マネーでの支払いで2%から5%のポイント還元が行われるというものです。
「キャッシュレス・ポイント還元事業」では、中小規模の店舗が還元対象となっているが、クレジットカードの一部は、ポイント還元の対象外となるものもあるため、注意が必要です。
クレジットカード番号の一部を入力することで還元対象か検索可能となる機能のメリットについてご紹介していきましょう。
「キャッシュレス・ポイント還元事業」のポイント還元を付与されるためには、利用しているクレジットカード発行会社が経済産業省の登録を行っている必要があり、自分の利用しているカードが対象となるのか発行会社に確認するなど注意が必要となっていました。
「キャッシュレス・ポイント還元事業」では、クレジットカード番号の頭6ケタを入力することで、還元対象かどうか検索することが可能となる機能が追加されました。
従来の検索機能では、クレジットカードを発行している発行会社名から還元対象かどうか検索する機能がありましたが、クレジットカード番号の頭6ケタを入力することで確認できる機能は、より便利な機能といえます。
クレジットカードのカード番号の仕組みについて確認をしておきましょう。
普段、何気なく利用しているクレジットカードですが、クレジットカードのカード番号には、きちんと決められた法則があります。カード番号の最初の6桁には、カードを発行している国際ブランドや発行事業者が特定できるようになっています。
今回、追加されたカード番号でポイント還元の対象かどうかを確認できる機能は、カード発行会社ごとに設定されているカード番号の最初の6ケタを照会できる仕組みを採用したものです。
なお、ポイント還元の方法については、カード代金請求時に利用金額から値引きする方法と、利用金額の相当額がポイント還元される方法もあり、それぞれ登録しているカード事業者によって違うため注意しましょう。
カード番号から検索し「キャッシュレス・ポイント還元」の対象か調べる方法についてご紹介しましょう。
ユーザーが、普段利用しているクレジットカードや手持ちのカードが対象か、カード番号から検索し「キャッシュレス・ポイント還元」の対象かどうか調べる方法ですが、まず、クレジットカードに記載されている16桁のカード番号を確認しましょう。
次に、クレジットカードに記載されている前6桁の数字を確認し、先頭6桁の番号を「キャッシュレス・ポイント還元」サイトの検索項目に入力します。
入力したクレジットカードが対象かどうかが、検索した画面の下に表示されます。注意点として、カード番号の全てを入力したり、パスワードを入力することは個人情報の漏えいにもつながるため注意しましょう。
クレジットカードの発行会社を確認し、発行会社名を入力して検索することもできます。ユーザーが利用しているクレジットカード やデビットカードの裏面に記載されている発行会社名を「キャッシュレス・ポイント還元」のサイトの検索画面にて入力しましょう。
発行会社の名前から、「キャッシュレス・ポイント還元」対象かどうか確認することができます。
「キャッシュレス・ポイント還元」事業についてですが、「キャッシュレス・ポイント還元」に登録している登録加盟店数については、11月21日現在で約77万店となっています。
「キャッシュレス・ポイント還元」事業の導入開始から、徐々に登録を行う加盟店が増加しており、現時点にて、登録申請を行っている加盟店は約94万店となっています。
また、「キャッシュレス・ポイント還元事業」では、専用アプリをリリースしており、ホームページのサイトでは、ポイント還元の対象となるクレジットカードや電子マネーなどで利用できるサービス内容を確認することができます。