運転中の映像を遠隔視聴できるドライブレコーダーアプリ「VTeacher」が発表されました。ドライブレコーダーアプリ「VTeacher」利用すれば、運転中の映像をシェアして遠隔視聴しながら運転をサポートし、様々な利用シーンで活用できるでしょう。
鈴木ソフトラボラトリー合同会社は、11月26日、運転中の映像を遠隔視聴できるドライブレコーダーアプリ「VTeacher」を発表しました。2019年12月1日からサービス開始となります。
政府発表のデータによると、75歳以上の運転者による死亡事故は75歳未満と比較して2倍以上多く、最近は高齢ドライバーによる交通事故が大きな社会問題となっています。
「VTeacher」を高齢者が運転する車に設置することで、家族は運転中の映像を見て運転サポートをすることができるでしょう。スマホさえあれば、どこにいてもサポートが可能です。
「VTeacher」の対応機種はiPhoneのみで、iPhone5以降の機種かつiOS10.3.3以上で利用可能です。
ドライブレコーダーアプリ「VTeacher」には「位置情報」「運転指導」「遠隔視聴」という3つの特徴があります。「VTeacher」はドライバー側から位置情報(GPS)が自動送信されるという特徴があり、サポートする側は車の場所を確認することができます。
ドライブレコーダーの映像(アプリのカメラ映像)を見たい場合は、遠隔操作でアプリ側に映像送信の指示を出すと運転中の映像をシェアすることができます。映像をシェアしながら運転指導を行うことも可能です。
サポートする側がパソコンの場合遠隔視聴は最大1秒、スマートフォンの場合は最大10秒ほどのラグが発生するという特徴があります。ドライバーに方向指示などを行うという利用シーンではこのラグがネックになるかもしれません。
ラグのない状況で視聴したいのであれば、パソコンからの遠隔視聴をおすすめします。ドライブレコーダーアプリ「VTeacher」は連続20分までの遠隔視聴は無料ですが、20分以上は有料となります。
1カ月は120円から利用できそこまで高額ではないので、万が一の事態を避けるための保険として捉え様々な利用シーンで使えるという特徴を考えるととても安い料金と言えます。
では、ドライブレコーダーアプリ「VTeacher」の使い方を解説します。まず車に設置する用のiPhoneに「VTeacher」アプリをインストールした後、認証用のIDとパスワードを登録して家族などサポートする側にシェアしておきましょう。
車にはアプリをインストールしたiPhoneをスマホスタンドを使ってダッシュボードの上などに設置しましょう。その後アプリを立ち上げて「クラウド録画」を押すことで、一般的なドライブレコーダーと同じように運転中の映像が録画されます。
映像を遠隔視聴するサポートする側は、パソコンやスマートフォンで専用のWebページにアクセスし、認証用のIDとパスワードを入力してログインします。そうすると、車の現在地が確認できたり映像をリアルタイムで視聴できたりします。
遠隔視聴の際にはドライバーの声も聞くことが可能となっていますが、音声通話には対応していないため、ドライバーとサポーターが通話することはできません。
専用Webページのチャットに文字入力をすることでアプリが文字を読み上げ、ドライバーに情報を伝えることは可能です。ドライバーと電話で通話できない状況でも、文字入力で意思疎通ができるのは色々な利用シーンで活用できそうです。