日本語入力キーボードとして幅広く人気のあるSimejiアプリ。Simejiアプリは正しく使えば危険なアプリではありません。この記事では、Simejiアプリの危険性とセキュリティ対策の方法など安全な使い方についてご紹介していきます。
Simejiアプリは、日本語入力のキーボード作成アプリとして、好きな写真や動画をキーボードの待ち受けに設定したり、多くの絵文字や機能が多彩で、とても人気のあるアプリです。
一方で、ネット上でSimejiアプリと検索すると、情報流出など危険なアプリだという評判も多く見られます。
Simejiアプリは本当は危険なアプリなのでしょうか?
過去の事件も踏まえて確認していきましょう。
Simejiアプリは10周年を迎え、ダウンロード数も21万を超える人気アプリです。星五つの高評価をする方も多くいます。
ネット上で、「Simejiアプリ」と検索すると、情報流出騒動の報道やログの無断送信などの内容が表示されます。
情報流出やログの無断送信なんて考えるだけで危険で恐ろしい内容ですよね。
Simejiアプリについて、実際に起きてしまった事件について、振り返ってみましょう。
2013年に「Baidu IME」の個人情報流出騒動がおきましたが、これはどんな事件だったのでしようか?
Simejiアプリの提供元企業であるBaidu(バイドゥ社)で起きた事件です。
PC向けの「Baidu IME」とAndroid端末向けの「Simeji」アプリについて、どちらも文字変換にクラウド変換という機能を採用しています。
このクラウド変換を利用するためには、文字入力変換の度にクラウド変換のサーバーに接続送信する必要があります。
そのため、ユーザーがSimejiキーボードに入力した文字入力のすべてがサーバーを通して、Simejiアプリの提供元であるバイドゥ社に送信されていたという問題です。
ユーザーの意志に関わらず、全ての入力内容がバイドゥのサーバーに情報が送信されていたと言う危険な問題です。
Simejiアプリの提供元であるバイドゥ社は、Android端末向けのSimejiアプリで、「バージョンアップ時の実装バグ」でログを無断送信する使用になっていた事を発表しました。
バイドゥ社の説明によれば、本来ユーザーからの許可を受けてログを取得しているものであるが、Simejiアプリについてはログ送信許可を得ていないものについても1部のログデータが送信されていた事が判明したということです。
バージョン5.6から発生したこの現象は改善版のリリースにより解決され、ログデータの送信の危険性はなくなりました。
Simejiアプリをインストールすして、Simejiアプリの全機能を活用するためにフルアクセス許可をしようとすると、以下の危険警告メッセージが画面上に表示されます。
この危険警告メッセージは、Simejiアプリをインストール、Simejiキーボードの全機能を使う事で、「住所やクレジット番号などの重大な個人情報が開発元に流出しますよ、危険性がありますよ」という端末からの警告メッセージです。
Simejiアプリをインストールして、Simejiアプリの全機能を使う事が本当に大丈夫なの?危険ではないの?と心配するユーザーもいるのではないでしようか?
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