PASMO協議会が交通系電子マネーPASMOのAndroid版アプリ「モバイルPASMO」のサービスを2020年春から提供開始することを発表しました。PASMOのAndroid版アプリ「モバイルPASMO」のサービス開始の内容についてご紹介していきます。
首都圏の私鉄・バス事業者などが加盟しているPASMO協議会が、交通系電子マネーのPASMOにAndroid版アプリとなる「モバイルPASMO」のサービスを2020年春からサービス提供を開始することを発表しました。
今年春よりサービスが開始されるAndroid版アプリの「モバイルPASMO」の具体的なサービスや開始日、対応機種の詳細については、3月初旬に改めて発表を行うとのことです。
また、Android版アプリとなる「モバイルPASMO」のサービスが利用可能となるのは、おサイフケータイ機能が搭載されたAndroid端末で、iOSについては現段階では未定となっています。
Android版アプリとなる「モバイルPASMO」のサービスの対象機種について確認しておきましょう。3月のリリース段階での対象機種は、おサイフケータイ機能が搭載されたAndroidスマートフォンのみが利用可能となります。
なお、Androidスマートフォンの中でも、おサイフケータイ機能が搭載された機種で、Android 6.0以上のバージョンがインストールされている必要があります。
「モバイルPASMO」は、おサイフケータイに対応するAndroid 6.0以降のスマートフォンにて「モバイルPASMO」アプリをインストールの上、セットアップを行うことで利用することができます。
「モバイルPASMO」では、アプリをインストールしセットアップが完了すると、カードタイプの「PASMO」と同様の機能が利用可能となります。
おサイフケータイに対応するAndroid 6.0以降のスマートフォンでアプリをインストールしセットアップが完了利用することができる「モバイルPASMO」の特長についてご紹介します。
「モバイルPASMO」の特長については、「PASMO」と同様に、「ICカード乗車券」や「電子マネー」として加盟店にて乗車券の購入やお買い物の支払いに利用可能です。
また、スマホの操作でチャージや定期券を購入できる機能が搭載される予定で、駅などの券売機や窓口に行かなくても、クレジットカードで残高チャージや定期券を購入ができるようになっており、故障や紛失時の再発行手続きにも対応できるようになります。
1月21日現在、「モバイルPASMO」に対して定期券を発売する予定の鉄道事業者については、以下の通りとなっています。なお、「モバイルPASMO」の定期券として発売する券種や区間などについては、サービス開始前の3月初旬に公表するとのことです。
小田急電鉄 | 京王電鉄 | 京浜急行電鉄 | 埼玉高速鉄道 | 相模鉄道 |
首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス) | 新京成電鉄 | 西武鉄道 | 千葉都市モノレール | 東急電鉄 |
東京メトロ | 東京都交通局(都営地下鉄など) | 東武鉄道 | 北総鉄道 | ゆりかもめ |
横浜高速鉄道(みなとみらい線) | 横浜市交通局(横浜市営地下鉄) | 横浜シーサイドライン |
1月21日現在、「モバイルPASMO」に対して定期券を発売する予定のバス事業者については、以下の通りとなっています。
小田急バス | 江ノ電バス | 川崎市交通局(川崎市営バス) | 西東京バス |
関東バス | 川崎鶴見臨港バス | 京王電鉄バス | 日立自動車交通 |
京成バス | 西武バス | 相鉄バス | 横浜市交通局(横浜市営バス) |
立川バス | 東急バス | 東京都交通局(都営バス) |
PASMO協議会の広報担当者は、「モバイルPASMO」のiPhoneへの対応については、現段階では、「対応するかどうか未定」と発表しています。
参考ながら、iPhoneがSuicaの「モバイルSuica」に対応したのは、Androidスマートフォンにリリースされた6年後の2016年となっており、iPhone7以降の端末から利用することができるようになりました。
「モバイルPASMO」についても、iPhoneで利用できるようになるのを期待するユーザーもいらっしゃるのではないでしょうか?