Twitterでユーザーが新型コロナウイルスに関する用語を検索した際の「正しい情報」の取り組みを表示する機能を追加したことが発表されています。Twitterの新型コロナウイルス検索に対する「正しい情報」の取り組みを表示する取り組みについてご紹介します。
現在、武漢にて発生した「新型コロナウイルス感染」が、世界中に広がっており、Twitterでも、「 #コロナウイルス 感染」に関するツイートが多く上がっており、キーワード検索数も伸びています。
Twitterでは、過去4週間に「新型コロナウイルス感染」のトピックについて、1,500万件以上のツイートが投稿されており、事態の収拾には、まだまだ時間がかかるとみられており、今後も現状が継続すると見られています。
この事態を受け、Twitterでは、1月30日、ユーザーが新型コロナウイルスに関する用語を検索した際に、各国の保険当局の「正しい情報」の取り組みを表示する機能を追加し、ユーザーに注意喚起を行うとしています。
Twitterが新型コロナウイルスの「正しい情報」の取り組みを表示する機能を追加した背景については、新型コロナウイルスの世界的な流行を受け、無根拠なうわさやデマが拡散されやすい状況となっている点が挙げられます。
Twitterでは、公式ブログ上内で、現段階では、誤った情報やデマについて、大規模な拡散を目的としたリンクへの誘導や組織的な攻撃は確認できないと説明しています。
Twitterは、今後も、悪意ある第三者の誤った情報やデマを拡散するリンクへの誘導などの行為を未然に防ぐためにも、引き続き警戒を続けていくことで、ユーザーに注意喚起を実施していく方針を示しています。
Twitterでは、新型コロナウイルスの急速な被害拡大や国際的な反応の高まりに対応する目的で、新たに専用の検索表示を立ち上げています。
Twitterにて「 #コロナウイルス 」について検索を行うユーザーが、デマや誤った情報ではなく、信頼できる正式な情報を最初に見ることができるよう、リンクの誘導や、注意喚起を実施していくとのことです。
なお、Twitter上の信頼できないコンテンツやリンクに誘導されてしまう可能性のあるキーワードについては、検索予測候補に表示されないようするとのことです。
今回、Twitterが行う検索表示の機能追加は、ユーザーが信頼性の高い情報の提供を目的としてTwitterが提供している、検索表示機能が拡張されたものとなっています。
Twitterと、新型コロナウイルスに関するパートナーシップを結んでいる国については、Twitterが行う検索表示の機能が導入を行っています。
現在、Twitterでは、日本をはじめとして、新型コロナウイルスに関するパートナーシップは、以下の国で導入されており、今後も、必要に応じて拡張する予定とのことです。
Twitterでは、ユーザーに対し、ユーザーが信頼性の高い情報の提供を目的としてTwitterが提供している、検索表示機能が拡大するとともに、悪意のある行為に関わった場合は、Twitterのサービスが利用できなくなると注意喚起を実施しています。
また、Twitterでは「公共の会話を損なおうとする意図をもったツイートの共有や、拡散する行為に関与する前に、一度、落ち着いて、よく考えて行動してほしい」と呼びかけを行っています。
なお、Twitterの公共政策部門は、専門家や政府など、対策に関わる組織にTwitterのサービスを統合していく方法についても検討中であると説明しています。
厚生労働省では、新型コロナウイルス関連肺炎について、ウェブサイトにて詳しい情報の案内を行っています。
また、厚生労働省が公式にて開設しているTwitterでは、新型コロナウイルス関連肺炎について、情報発信が行われています。