Twitterは「ヘイト行為」のルールを改定を実施することを発表しました。Twitterが実施した「ヘイト行為」のルール改定により今後は年齢や障害・病気を理由に他者の人間性を否定するようなツイートを禁止となり対象のツイートについては削除されるとのことです。
現地時間の3月5日、米Twitterが「ヘイト行為」のルールを改定することを発表しました。Twitterが発表した「ヘイト行為」のルールを改定実施により、今後は、年齢や障害・病気を理由に他者の人間性を否定するツイートが禁止になります。
なお、Twitterでは、年齢・障害・病気を理由にほかのユーザーの人間性を否定するようなツイートを発見した場合には、ツイートの削除を行い、他の「ヘイト行為」と同様に、該当のアカウントを停止する措置を行うとしています。
今回の「ヘイト行為」のルール改定により、従来の規定を拡大する形となりましたが、追加により「病気」を理由に、人間性を否定する言動も禁止されることとなりました。
ここでいう「病気」とは、現在、感染拡大が世界中で問題視されている新型コロナウイルス(COVID-19)に関連したTwitter上での憎悪に満ちた、人間性を否定するツイートに対応するものと考えられています。
「ヘイト行為」のルールの改定により、今後、ルールを逸脱しているツイートに関しては、Twitterの改訂版「暴言や脅迫、差別的言動に対するTwitterのポリシー」のルールに沿って削除の対象となります。
なお、改定以前に投稿されたツイートに関しては、ルール適用前ということもあり、投稿者のアカウントは停止されないとしています。
Twitterが改定した「暴言や脅迫、差別的言動に対するTwitterのポリシー」では、Twitterの包括的なTwitterのポリシーとしてのルールが定められています。
「ヘイト行為」とは、言葉の暴力行為や脅迫行為を助長する内容の投稿について記載されています。また、「暴言や脅迫、差別的言動に対するTwitterのポリシー」には、「ヘイト表現」を伴う画像やユーザー名の公表に関するルールについても記載されています。
Twitterでは、2018年にユーザーへ向けたアンケートを実施し、アンケート結果を参考にして「Twitterルール」の改定を行いました。
また、Twitterでは、Twitterをより安全にするために、規則を継続的に検討を続けており、2019年7月には悪意のある行為のポリシーを更新し、「宗教」を理由にした「ヘイト行為」の禁止をルール化する変更を実施しています。
Twitterでは、すでに人種や民族、出身国及びカースト・性的指向・性別・性同一性などを理由にした「ヘイト行為」を禁止しており、今回の追加で年齢や障害・病気を理由に他者の人間性を否定するツイートが禁止になります。
Twitterは、ルールに基づいた禁止の問題をなくすよう設立を行った「Twitter Trust & Safety協議会」とともに、今後も、継続的にルールの改善を行う方針を示しています。