TwitterはiOS版「Twitter」アプリにリプライをツリー形式で表示する機能を導入したことを発表しました。iOS版「Twitter」アプリでは、リプライとその言及元ツイートの親子関係がツリーで表示される仕組みで、会話の流れが把握しやすくなっています。
米現地時間2月1日、TwitterはiOS版「Twitter」アプリにリプライをツリー形式で表示する機能を導入したことを発表しました。
これまでの「Twitter」アプリでは、すべてのリプライがリスト表示されるだけでしたが、新たに導入されたリプライレイアウトではリプライとその言及元ツイートの親子関係がツリーで表示される仕組みとなっています。
これによって会話の構造と文脈が、より把握しやすくなります。
iOS版「Twitter」アプリにリプライをツリー形式で表示する新しい機能が導入されたことで、会話の親子関係がさらに分かりやすくなります。
これまでTwitterでは、ある会話のツイートから一つの特定のツイートを選択すると画面が切り替わってしまい、元に戻ることが面倒な仕様になっていました。
実際にTwitterでは多くのユーザーの呟きをざっと流して見るには何も問題ありませんが、リプライなど会話の繋がりを見るという面ではいくつかの会話を追って関係を把握しながら閲覧しなければなりません。
新しい表示レイアウトでは元の親ツイートへの返信にさらに返信が加わるような場合、それを線でつないでその親子関係をツリーで表示する仕様になります。
さらに子、孫ツイートは僅かながら字下げ(インデント)表示することで、ひと目で会話を追いかけることが可能になりました。
新レイアウトは、2019年にTwitterのベータ機能を試すアプリTwttrでテストされていたツリー表示をさらに洗練したものと考えられます。
このツリー形式で表示する新しい機能は、現在のところiOS版「Twitter」アプリでのみ提供中です。iOS版での提供開始をアナウンスするツイートに「なぜiOSだけなの?」という返信に対してTwitterは「まもなくAndroidにも導入する」と返信しています。
Twitterでは、ツイートへリプライできるユーザーを制限する機能に関して現在テスト中で、2020年後半に世界中のユーザーがオプション機能として利用できるようになるとされています。
ツイート時にリプライできる人を制限するオプション機能では、ツイートを入力する際に「グローバル」や「グループ」など、ツイートの会話に参加可能なユーザーの種類を選ぶことができるようになります。
2020年度内にツイートへリプライできるユーザーを制限する機能の種類については、これまでと同様に「誰でもリプライできるツイート」や「誰もリプライすることができないツイート」など、以下の4種類のオプションが展開されます。
種類 | 会話選択オプション |
グローバル | 従来通り誰でもリプライ可能 |
グループ | ツイート主がフォロー中のアカウント、 およびそのツイート内でメンションしたアカウントのみ。 |
パネル | ツイート内でメンションしたアカウントのみ。 |
ステートメント | 誰もリプライ不可。 |