Googleマップには2地点間の直線距離を測定することができる。その延長で、折れ線が計測できる。つまり、Googleマップでは何箇所もの地点間距離を同時に測定し合計できるので、複雑なルートの距離も計測できるのです。意味が?の人はぜひ読んでください!
Googleマップには距離測定機能があります。そんなのどの地図アプリでもあるよ~と思うかもしれませんが、Googleマップでは単なる直線距離だけでなく、ルートの距離(目的地までの道のり)が計測できるのです。
更には面積も計測できる!?面積については番外編として最後に説明するとして、まずはGoogleマップの距離測定機能について説明していきます。
ルートの距離(道のり)が計測できるとは?それはいくつもの経由地点を指定して目的地までの道のりが計測できるということです。
例えば、A地点から目的地であるB地点までの道のりを図るとき、まかり角であるC地点とD地点とE地点を経由するのなら、A→CとC→DとD→EとE→Bの距離を合計してルート全体の道のりを計測する。
これをGoogleマップは簡単にやってしまうのです。
まずはPCで使うGoogleマップ(web版Googleマップ)で地点間の距離を測定する方法を説明します。
皇居を走る一般ランナーには良く知られていますが、皇居1周のランニングコースは5kmといわれていますが、Googleマップの距離測定機能で計測したら、どれくらいの誤差があるのでしょうか?
PCからならどんな検索サイトでも「Googleマップ」と入力しGoogleマップをクリックすれば開けます。
Googleマップを開いたら検索ボックスに「皇居」と入力してください。
次にスタート地点を選択します。ここでは大手町駅近くの大手門公差点付近をスタート地点としました。
マウスの矢印を地図上の地点にあわせ、右クリックすると、メニューボックスが表示されますので、「距離を測定」をクリックします。
すると、その地点(スタート)に黒丸が表示されます。次にもう1つの地図上の地点(目的地)をクリックします。
試しに、目的地を東京駅としてクリックしてみました。
すると、真ん中の表示ボックスがあらわれ、合計距離: 684.06 m(2,244.29 フィート)と表示されました。また、黒丸と黒丸の間が黒線でつながれ、目的地の東京駅に684.06mと表示されました。
意外と簡単に直線距離が測定できるので驚きです。しかも684.06mなんて、ようはセンチメートル単位の距離まで測っていました。
皇居一周するのに東京駅は通らないので、ゴール地点(目的地)を変えます。東京駅にある黒丸をクリックし、皇居一周する上で最初に左に折れる角までドラッグします。ここでいう目的地は最終目的地ではなく、地図上で真っ直ぐいける目的地(最初の曲がり角)の意味です。
上図のような感じです。距離が189.29mと表示されました。
次は、地点の追加です。間違った場合などに移動する場合は地図上でクリック&ドラッグでしたが、新しい地点(この場合は3地点目)を表示させる為には、地図上の場所にマウスを合わせてクリックするだけです。
すると、3地点目の黒丸が表れ、距離が測定されました。403.88mです。これは、地点1から地点2までの直線距離と地点2から地点3まで直線距離の合計の距離(道のり)です。
ここまでくるとけっこう楽しくなってきます。
マウスの操作を誤って、自分が意としない場所に黒丸が表示されても微調整したりできます。地点2や地点3の位置調整はもちろん、スタート地点(地点1)も調整可能です。
その場合、マウスで黒丸に位置を合わせ、クリック&ドラッグで位置の調整をします。
あとは、ひたすら地点を追加していくだけです。当然、ルートの地点を細かく設定するほど精度は上がります。
曲線は?と思う方もいるかもしれませんが、数学的にいうと、曲線も細かい直線の和で近似できるので、細かく地点を追加し、ひとつひとつを細かい直線にすればその直線の和は曲線とほぼ同じといえるのです。
最後のゴール(目的地)はスタートと同じ地点クリックします。すると皇居一周の距離(道のり)が計測できました。4.97km!!
かなり精度が高く距離計測ができたのではないでしょうか。しかも、実は正確な皇居一周の距離は4.977kmといわれているので、今回の計測誤差は7mです。気軽に計測しただけなのに、約0.14%なんて…感動です。
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