Googleがサービス提供を行っているWeb版「Google Earth」がChrome以外のブラウザで利用可能になったことが発表されました。Web版「Google Earth」がChrome以外のブラウザで利用可能となった内容についてご紹介します。
現地時間の2月27日、米Googleが、サービス提供を行っているWeb版「Google Earth」がChrome以外のブラウザで利用可能になったことが発表されました。
Googleの発表によると、Web版「Google Earth」は、これまで、Chrome以外のWebブラウザのFirefox・Microsoft Edge・Operaでも動作することが可能になったとしています。
また、Web版「Google Earth」では、将来的にはAppleのSafariにも動作対応が可能となるよう計画を進めているとのことです。
地球探検アプリである「Google Earth」では、2017年春頃デスクトップ向けWebブラウザに対応しました。
ですが、その段階では「Google Earth」は〈Google Chrome〉でしか動作せず、その他のEdgeやFireFoxなどのデスクトップブラウザについては、対象外とされてきました。
Googleでは、デスクトップ向けWebブラウザでも動作する「Google Earth」のプレビューベータ版を2019年6月に、Chrome以外のEdgeやFireFoxなどのデスクトップ向けWebブラウザでも動作するプレビューベータ版の公開を行いました。
ですが、「Google Earth」のプレビューベータ版において「Firefox」や「Opera」ではシングルスレッドに限定した対応となっており、サポート外とされていました。
それでは、「Google Earth」の特徴についてご紹介していきましょう。
初期バージョンのWeb版「Google Earth」は、C++言語で開発されたデスクトップ版の資産を活用しているため、ネイティブコードを実行できる「NaCl(Google Native Client)」にて実装されていました。
初期バージョンのWeb版「Google Earth」は、「NaCl(Google Native Client)」にて実装されている影響もあり、「NaCl」をサポートする「Google Chrome」に限定して動作する仕様となっていました。
ですが、Web版「Google Earth」がバージョンアップを実施したことで、Web標準の技術である「WebAssembly」が利用されており、「Google Earth」以外のWebブラウザーでも動作可能となりました。
最新版のWeb版「Google Earth」は、「Firefox」・「Opera」・「Edge」の各ブラウザからアクセスすることが可能となっています。
最新版のWeb版「Google Earth」は、「Firefox」・「Opera」・「Edge」の各ブラウザからアクセスすることができるようになっていますが、Appleの「Safari」では、まだ動作することができません。
Googleでは今度も、Appleの「Safari」でも対応できるよう取り組みを進めていくとしています。