「Apple Store(アップルストア)」は、新型コロナの感染拡大対策として、中国圏以外の地域にある全ての実店舗を休業することを発表しました。日本国内の「Apple Store(アップルストア)」では、新型コロナ対策で3月15日から一時休業されています。
Appleは米現地時間3月13日、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、中華圏以外の地域にある全ての実店舗の「Apple Store(アップルストア)」を休業することを発表しました。
「Apple Store(アップルストア)」の休業期間は3月27日までとし、日本国内では3月15日から3月27日の期間一時休業されることになります。
中華圏では新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2月から一時休業していましたが、新型コロナウィルスの感染が収束に向かっているとし3月13日に再び営業開始されています。
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、TwitterでAppleの新型コロナウイルス感染への対応策を投稿しました。
ティム・クックCEOはまず、世界で一番最初に感染拡大が進んだ中華圏において、Apple Storeの営業再開に向け努力した従業員たちへ感謝を述べました。そしてその努力により中国国内での対応感染拡大を防ぐ効果的な対策を知り得たことを説明しています。
新型コロナウイルス感染拡大のリスクを減らすための効果的な対応策の1つとして、人々の密集度を下げることと、お互いの距離を確保することだとし、中華圏以外の全てのApple Storeを3月27日までの期間一時休業措置を行うことに踏み切ったとしています。
この休業期間中は、AppleのオンラインストアやApple Storeアプリを利用し、サポートに関しては同AppleサポートWebサイトを利用するように案内しています。
Apple Storeアプリで見ると日本国内のApple Storeでは、全ての店舗で「特別営業時間」として、3月15日から「クローズ」となっていることがわかります。
Appleでは新型コロナウィルス対策として、全ての従業員に対してリモートワークを推奨しています。そして全ての事業所での清掃を徹底し、オフィスでは新たに従業員の毎日の健康観察と発熱のチェックを行っています。
さらに時間契約の従業員については、本人やその家族が新型コロナウイルスに感染してしまった場合、有給休暇が取得できるという対応措置も継続されるとしています。
Appleは同じく3月13日に、2020年6月に開催予定の開発者向けイベントである世界開発者会議「WWDC(Worldwide Developers Conference)」を初の試みとして、オンラインのみでの開催することを発表しています。
これまでAppleでは、Apple Storeで開催される「Today at Apple」イベントを中止したり、「AirPods」や「Apple Watch」の試着も制限したりなどの感染対策を行っていました。
今回の新型コロナウィルスの感染拡大による健康被害についてきちんと考慮し、新しい提供方法として講演と各セッションを含む全プログラムをオンラインで行い、世界中の開発者に対して安心で安全な共有方法で提供するとしています。