米Googleは3月18日にWEBブラウザのChromeおよびChrome OSの今後のアップデートを一時的にリリースを停止すると発表しました。Chrome/Chrome OSのリリースを一時停止した原因や今後のスケジュールについて確認していきます。
米Googleは3月18日に、Google ChromeおよびChrome OSの今後のリリースを一時的に停止することを同社公式ブログで発表をしました。
今回突然のGoogle ChromeおよびChrome OSののアップデートの一時停止を受けた原因として、公式からの発表としては「作業スケジュールの調整のためであること」になっていることを自社のブログで発表しています。
このように発表文では「作業スケジュールを調整したため」となっていますが、他に原因があるのではないかと考えられています。
今回のChrome/Chrome OSのリリースを一時停止した本当の原因は「新型コロナウイルス感染症が原因」と一部では予想されています。現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はさまざまな企業を直撃しているのが現状となっています。
Google社も、新型コロナウイルス感染症について、コンピューターさえあれば成り立つ仕事をしている人たちにもスケジュールなどの遅れが影響している可能性があることを示唆しています。コロナ対策で担当者達がテレワークになったことが考えられます。
このように、新型コロナウイルス対策の影響が発生していることによりChrome/Chrome OSのリリースが一時停止になったと言われています。
Chrome/Chrome OSの今後のアップデートのリリーススケジュールについてですが、Googleは北米の全従業員に対して、最低4月10日までの在宅勤務を指示していますので、現時点ではいつになるのか明確には分からないようです。
また、同日にChrome 80のセキュリティ関連のアップデート(80.0.3987.149)がWindows、Mac、Linux向けに配信開始を行っています。
今回のアップデートでは、危険度が上から2番目の「High」9件を含む13件の脆弱性が修正されるようになっています。
現在のChrome(バージョン80)を含む、セキュリティ関連のアップデートは今後引き続き優先して提供していく予定となっています。
今回の「Google Chrome 80」で見つかった13件の脆弱性を修正していますので、該当しているユーザーはアップデートを行ってください。
今回のようなChrome/Chrome OSのアップデートの遅延が発生しても特に一般ユーザーに与える影響は、ほとんどないものと言われていますので安心をしてください。
セキュリティアップデート自体は常に継続して行われているため、ユーザー側はそこまでアップデートの遅延に関することは気にしなくても構わないと公式からは発表されています。