Appleは「iOS/iPadOS 13.4」をリリースしました。「iOS 13.4」では「ファイル」アプリにiCloud Driveフォルダー共有が導入され、iPadOSではニュースリリースでも言われていたようにトラックパッドによる操作に対応しています。
Appleは米現地時間3月24 日、「iOS 13.4」「iPadOS 13.4」を正式にリリースしました。機能の改善や不具合の修正、そして多数の新機能が導入されています。
「iOS 13.4」はiPhone 6s以降で利用可能で、「iPadOS 13.4」はiPad Air 2以降、iPad Proの全モデル、iPad 5世代以降、iPad mini 4以降に対応します。
「iOS/iPadOS 13.4」アップデートの通知が届いていればその通知から行うことができ、または「設定」から「一般」を選び、「ソフトウェア・アップデート」を確認して手動でアップデートが可能です。
「iOS 13.4」での主なリリース内容として、「笑顔とハート」「ごめんなさい」「パーティーフェイス」などの9つの新しいミー文字ステッカーが追加されています。
また元々2019年秋の「iOS 13」で実装される予定だった「iCloud Drive」フォルダー共有が利用可能となりました。
このiCloud Driveのフォルダー共有機能では、特定のフォルダーにアクセス権を持つ全てのユーザーのデバイス間で、ファイルの変更がリアルタイムに同期されます。
そしてユニバーサル購入の対象が拡大され、Macアプリも含まれるようになりました。アプリを一度購入すると、Mac、iPhone、iPad、Apple Watch、Apple TVの全てで使用できるようになります。
その他にも「カメラ」を起動した後にファインダーに黒い画面が表示されることがある問題の修正など様々なバグ修正やその他の機能の改善などが行われています。
「iPadOS 13.4」では、iPadでトラックパッドとマウスでの操作が正式に対応されています。iPadOSのトラックパッド操作は、単にMacからそのまま移植されたわけではなくiPadのフォームファクターに合わせてサポートされています。
トラックパッドを操作する際、通常のカーソルは円として表示され状況に応じて形状が変わる仕組みです。
またトラックパッド上でマルチタッチジェスチャ操作が可能で、アプリの起動や切り替え、コントロールセンターの呼び出しなどさらに活用しやすくなります。
トラックパッドやマウス対応はiPad Pro専用だけでなく、10.2インチiPadでも使用可能です。
そして5月に発売予定のMagic Keyboard、Magic Mouse、Magic Mouse 2、Magic Trackpad、Magic Trackpad 2、そして他社製品であるBluetoothマウスやUSBマウスにも対応しています。
また「iPadOS 13.4」では、「iOS 13.4」で追加された新しいミー文字ステッカーや「iCloud Drive」フォルダー共有なども利用可能となっています。