Googleが「Chrome OS」の最新版となるバージョン81の配信を開始したことを発表しました。配信が開始となった「Chrome OS」の最新版となるバージョン81ではジェスチャーナビゲーションが可能になる機能追加が実施されています。
現地時間の4月7日、Googleが「Chrome OS」の最新版となるバージョン81の配信を開始したことを発表しました。
Googleが配信を開始した「Chrome OS」の最新版となるバージョン81は、リリースが延期されていたアップデートとなっており、ようやく4月7日に公開となっています。
「Chrome OS」の最新版となるバージョン81の変更点については、タブレットモードの新しいジェスチャーナビゲーションや、ChromeブラウザのUI変更といった点があげられます。
「Chrome OS」の最新版となるバージョン81では、新しい機能として、Chromebookのタブレットモードにさまざまなジェスチャー機能が追加されています。
「Chrome OS」の最新版となるバージョン81では、これまで、Androidを対象に提供されていた、ホームボタンやアプリの切り替えボタンを使わないジェスチャーナビゲーションがChromebookでも対応可能となっています。
そのほかにも、ラップトップモードとタブレットモードにて、Chromeブラウザ上だけではなく、Google Playストアからインストールしたアプリすべてを対象に、ピクチャーインピクチャー機能が利用可能になるとのことです。
この機能追加により、ユーザーは、YouTubeやプライムビデオをはじめとした動画アプリを、PIP表示にすることが可能となり、マルチタスクを行いやすくなります。
「ジェスチャーナビゲーション」機能は、これまで、Androidを対象に提供されていた機能となっており、Android 10で導入されたフルジェスチャーナビゲーションによく似たものが、新機能として追加されました。
Chromebookに導入された「ジェスチャーナビゲーション」では、画面の下から上にスワイプすることでホーム画面に戻ります。
また、開いているウィンドウやアプリの確認を行うには、画面の下から上のスワイプの最後にスワイプを止めて長押しを行い、戻る場合には、左側からのスワイプを実行します。
なお、タブレットモードを利用している場合のバックシェルフは、画面下から、少しスワイプすることで表示されます。
「Chrome OS」の最新版となるバージョン81では、Chromeブラウザにも、タブレットモード向けの修正を実施しています。
タブレットモード向けの修正点としては、「タブストリップ」という新しいインターフェースの導入が行われています。
「タブストリップ」機能では、通常、ウィンドウ上部に表示されているタブが、普段は非表示になり、開いているタブの数を表すボタンをタップすることで、タブの一覧が表示されるようになっています。
今後は、画面に、一覧表示されているタブの中から、切り替えや並べ替えを行うことが可能となっています。
Chrome OSの最新版となる81となるバージョンについては、配信が開始となっていますが、タブレットモードを対象にしたChromeブラウザの「タブストリップ」については、現段階では、まだ配信となっていません。
Chromeブラウザの「タブストリップ」は、今後、2~3カ月以内に発売を予定している2-in-1タイプの「Lenovo Chromebook Duet」にて利用可能となるとされています。
なお、その後、他の「Chromebook」でもタブレットモードで利用することができるようになります。