LINEが「Apple ID」でのアカウント引き継ぎが可能に！

4月13日、LINEが、最新版となるLINEのバージョン10.5.0のアップデートのアップデートを実施したことを発表しました。

今回のLINEのアップデート内容については、「Apple ID」でLINEへのログインやアカウントの引継ぎを行うことができるようになっています。

LINEの最新版となるバージョン10.5.0の内容について、変更点については、次の通りとなっています。
 

iOS版LINEアプリのアップデートでは、最新版となるバージョン10.5.0にて「Apple ID」によるLINEアカウントの引き継ぎやログインに対応可能になりました。

今まででLINEのアカウント引き継ぎを行う際の手順としては、LINEに登録した電話番号とパスワードを入力する方法もしくは、Facebookアカウントとの連携をする必要がありました。

今回のアップデートにより、「Apple ID」によるLINEアカウントの引き継ぎやログインが追加されることとなっています。

この機能は、iOS 13以降で提供されている「Appleでサインイン」機能を活用したものとなっており、LINEアプリ上でApple IDを連携させることで「Apple ID」によるLINEアカウントの引き継ぎやログインが可能になります。

「Apple ID」によるLINEアカウントの引き継ぎやログインが可能となるiOSのバージョンについては、iOS 13以降のiPhoneが対象となります。

注意点として、iOS 12以下のiPhoneでは、利用することができず、iOS 13を利用しているユーザーでも、Apple IDの2段階認証をオンに設定する必要があり、LINEアプリ上で連携することが条件となっています。

なお、「Apple ID」でサインインする機能は、現在、Androidでも利用可能となっている機能なので、今後、Android版のLINEアプリが対応すれば、「Apple ID」を利用して、iOSとAndroid間でLINEアカウントの引き継ぎが可能となります。

なお、「Apple ID」でサインインする機能を利用する際の注意点について確認しておきましょう。「Apple ID」にてLINEアカウントを新規作成することはできません。

今回、LINEが実施した最新版となるバージョン10.5.0へのアップデートにて、Facebookログイン（連携）によるLINEアカウント登録も廃止となったため、今後は、電話番号でのみLINEアカウントを新規作成することが可能となります。

その他、「Apple ID」と連携を行い、アカウントを引き継ぎしても、トーク履歴の引き継ぎはされないので、これまでどおり、iCloudを使用して、トーク履歴をバックアップする必要があるので気を付けましょう。

LINEと「Apple ID」を連携させる手順については、iOS版LINEの「ホーム」タブから、設定ボタンをタップし、アカウント項目へ進みます。次に「Apple」の項目に表示されている「連携する」をタップすると、Apple IDを紐づける画面が起動します。

Apple IDを紐づける項目が表示されたら、「続ける」をタップし、iPhoneなどで、通常、利用しているApple IDとパスワードを入力（Face IDやTouch IDで認証）しましょう。

なお、LINEと「Apple ID」を連携させるには、「Appleでサインイン」に、必要な次の条件を満たしていることが条件となっています。
 

• 2ファクタ認証を有効にしているApple IDである
• 2ファクタ認証を有効にしているApple IDによってiCloudにサインインしている

機種変更後などに、「Apple ID」によるLINEアカウントを引き継ぎする方法ですが、今回のアップデートにて、「電話番号」・「Apple ID」・「Facebookアカウント」のいずれかを選択できるように変更となっています。

アカウントの引き継ぎを行う手順は、LINEを起動して、ログインから「Appleで続ける」へ進み、もう一度「Appleで続ける」をタップします。

次に、「Appleでサインイン」の画面が表示されるので「続ける」をタップし、LINEに連携済みのApple IDでサインインしましょう。

画面上に、Apple IDに紐づけたLINEアカウントが表示されたら、「ログイン」をタップすれば、アカウント引き継ぎが完了します。