外出自粛により、雲の種類をAIで判別できるアプリ「くもろぐ」アプリのダウンロード数が急激に伸びていることが話題です。そんな外出自粛の中の「くもろぐ」アプリをダウンロードして、できる機能について注目をしていきたいと思います。
スカパーJSAT株式会社は4月28日時点で、雲の種類をAIで判別することが可能な無料アプリ「くもろぐ」のダウンロード数が外出自粛が徹底的に開始された3月下旬から10倍以上に拡大したことが分かりました。
AIが雲の種類を判別できる「くもろぐ」アプリとは?なぜ?ダウンロード数が伸びているのか注目をしていきたいと思います。
ダウンロード数が急上昇してる「くもろぐ」アプリの概要
「くもろぐ」基本機能 | |
「この雲なあに?」「わたしの雲」機能 | 撮影した雲の種類や名前を明確にし、簡単にそら日記を保存。さらに、SNS(Facebook/Twitter/Instagram)との連携が可能で、貴重な雲やかわいい雲、ユニークな形の雲、自慢したくなるレアな雲など、自分が撮影したさまざまな雲の写真をSNSに公開していく機能です。 |
「みんなの雲」「みんなのいいくも!」機能 | 公開済みの日本各地の雲を閲覧することができ、お気に入りの雲があれば「いいくも!」が押せます。「いいくも!」数のランキングも閲覧できます。 |
「みんくも草子」機能 | 美しい雲・風景で癒されるために、くもろぐスタッフが投稿の中から厳選したものをチョイスしています。 |
「くも識」機能 | 形状・状態・防災など、カテゴリ分けして掲載。 雲や天気の豆知識に加え、防災リテラシーも高めていただけます。 |
「表示オン・オフ」機能 | 「わたしの雲」を他の人に見せるか見せないか、撮影地を表示するかしないか、切替えられます。セキュリティ面を守りながら、安心して楽しめます。 |
「スライドショー」機能 | みんなのいいくも!をスライドショーで快適に雲を眺められます。そして「みんなの雲」で種類を選択し、特定の雲だけを見続けられます。 |
「英語併記」 | 判定結果は日本語と英語で併記できます。また、積乱雲や高層雲などの正式用語だけでなく、入道雲やうろこ雲のような通称も英語で何と呼ぶのか明確にできます。 |
AIが雲の種類を判別可能な「くもろぐ」アプリは、2018年10月よりサービスを開始したアプリとなっています。「くもろぐ」は衛星データ活用ビジネスの中の一つのアプリです。
20202月に、スライドショー機能や英語併記機能などの機能をさらに追加していて、最近最新バージョンを公開したばかりでした。
外出自粛が本格化した3月22日から4月25日の5週間のダウンロード数が、その前の5週間のダウンロード数と比べ10倍以上もアップしたことにより、一気に人気が集中しました。
「くもろぐ」アプリとは、船舶気象観測の自動化、海上気象の可視化を目的とした海上気象観測の自動観測・自動送信システムの研究開発で登場開発した人工知能(AI)KMOMY(くもみ)の機能を、一般ユーザーの方にも使えるようにアプリ化しています。
このように、本来は研究開発として利用されていたアプリを一般の人でも使えるようにカスタマイズされたのが「くもろぐ」アプリでした。
くもろぐ概要一覧