Googleはポッドキャストにリスナー分析ツール「Google Podcastsマネージャー」を追加しました。「Google Podcastsマネージャー」でポッドキャスト制作者はリスナー数や再生時間、視聴時間などの分析を把握することができます。
米現地時間5月5日、Googleはポッドキャストに新しいマネジメントツール「Google Podcastsマネージャー」を追加しました。
「Google Podcastsマネージャー」とは、ポッドキャストのリスナー分析ツールです。ポッドキャスト制作者はリスナー数や再生時間、視聴時間などを把握することができます。
Googleでは、Android版「Googleポッドキャスト」のリニューアルを行い、iOS版「Googleポッドキャスト」をリリースし、そして今回「Google Podcastsマネージャー」をリリースし新機能を追加しています。
ポッドキャスト制作者であることを所定の承認プロセスを経て確認できれば、リスナー数やポッドキャストの再生時間、視聴継続時間だけでなく、ユーザーがどこから聴き始めどこで聴くのを中止したかなど詳しい分析まで把握することができます。
さらにはリスナーのデバイス分析も行うことが可能で、リスナーが例えばスマートフォンやタブレット、デスクトップ、スマートスピーカーなどの、どのデバイスを利用して視聴しているかも把握することができます。
これらのデータ分析を利用することで、ポッドキャスト制作者はそれぞれのデバイス向けにあったコンテンツを配信したり配信の効果を検証したりと今後のポッドキャスト制作に役立てることができるでしょう。
「Google ポッドキャスト」はスマホやパソコンなどのデバイスで無料で聴ける音声コンテンツで、2018年6月にAndroid版が先行でリリースされ、2020年3月にiOS版がリリースされています。
Googleアカウントでログインして使うことが可能で、Android版を利用していたユーザーは同じアカウントで利用でき、ログインすると登録済みのポッドキャストがそのまま表示される仕組みです。
またiOS版のリリースに合わせて、Web版「Google ポッドキャスト」も公開され、それぞれのデバイスやWebでの再生履歴も同期されるため、移動中にAndroidやiPhoneで聴いていた番組の続きを自宅のパソコンで再生することも可能です。
2020年3月にiOS版「Google ポッドキャスト」がリリースされましたが、iOS版アプリの公開に合わせてAndroid版のデザインが更新されています。iOS版のデザインはAndroid版と同様となっています。
新しいデザインでは、画面下に「ホーム」「探す」「アクティビティ」という3つのタブが表示されるようになりました。右のアクティビティボタンでは、再生履歴やダウンロード履歴、登録済みのポッドキャストなどを簡単に確認できるようになっています。
「探す」タブには「おすすめ」「コメディ」「ニュース」「カルチャー」「スポーツ」「アート」「ビジネス」などのジャンル別タブが設置されています。