「+メッセージ」アプリを活用した共通手続きプラットフォーム「AIRPOST」が、6月下旬から提供開始となります。「AIRPOST」とは、「+メッセージ」の「AIRPOST」公式アカウントを利用し手続きを共通で行うことができるワンストップサービスです。
2020年6月下旬からNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが提供している共通メッセージサービス「+メッセージ」を活用した、共通手続きプラットフォーム「AIRPOST(エアポスト)」が提供開始されることになりました。
「AIRPOST」とは利用者がこれまで企業別に行う必要があった手続きを共通で行うことができるワンストップサービスです。
「+メッセージ」の「AIRPOST」公式アカウントを利用して共通のユーザーインターフェースを活用し、様々な手続きを一括で行うことができるようになります。
「+メッセージ(プラスメッセージ)」とは世界的に標準化されているRCS(Rich Communication Services)に準拠した携帯3社が提供しているメッセージサービスです。
提供開始された利用者がメッセージを送受信する相手先の携帯電話会社は問わず、携帯電話番号だけで快適にメッセージのやりとりができます。
「+メッセージ」は2018年5月に提供が開始されていて、2019年5月からは企業向けの公式アカウントが提供されています。
「AIRPOST」は、日本経団連が公表する提言「Digital Transformation(DX)~価値の協創で未来をひらく~」におけるDX実装プロジェクトの一環で、「ワンストッププロジェクト」として開発が進められてきました。
「AIRPOST」でのサービス提供によって、利用者がさらに便利にまた社会全体の効率化に繋がるように、運営はトッパンフォームズが中心となってDX実装によって人々の生活をより良い方向に変化させていくとしています。
現時点での対応企業はJCB、東京海上日動火災保険、日本生命保険、野村證券、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行の金融7社とNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯3社です。そして他の金融機関や企業・団体も対応を検討しています。
「AIRPOST」は2020年6月下旬からサービス提供開始とされていますが、まず口座振替の申し込みに対応し、2020年内には住所変更などの各種手続きへの対応を予定しています。
さらには金融機関の手続き以外に、災害に伴う諸手続きや行政手続きへの対応、「マイナンバーカード」を活用した「公的個人認証サービス」との連携を行うなど機能拡張も予定しています。
「AIRPOST」では、これまで利用者が企業別に行わなければならなかった手続きを共通化できるサービスで、この携帯3社が提供する「+メッセージ」と連携して「AIRPOST」で一括手続きを行うことが可能になります。
「AIRPOST」という共通手続きプラットフォームによって利用者は便利に諸々の手続きを行うことができ、さらに各企業の業務効率化が実現できるでしょう。