Gmail上の「Google Meet」を開始/参加するリンクについて非表示にするオプションが追加されました。これまではG Suite管理者が一元的に設定していましたが、今後は個別に「Google Meet」を開始/参加するリンクを非表示にし無効化できます。
米現地時間5月20日、GoogleはGmailに追加したビデオ会議「Google Meet」を開始/参加するリンクについて、それらを非表示にするオプションを追加したことを発表しました。
これまではG Suite管理者がGoogleの管理コンソールで、一元的にドメイン全体のビデオ通話を無効化することは可能でしたが、ユーザー個別には対応していませんでした。今回のオプション追加によってユーザーが個別に無効化できるようになります。
このオプションの追加は、全てのG Suiteユーザーが対象で、即時リリース方式と計画的リリース方式のドメインの両方において5月19日からロールアウトされています。
オプションを利用可能になったユーザーは、Web版Gmailの設定ボタン(歯車アイコン)をクリックして設定画面を開き、そのチャット・会議セクションから設定が可能になります。
そして「Google Meet」を開始/参加するリンクを表示するかどうかを個別に非表示設定し無効化することが可能になります。
従来「Google Meet」のビデオ会議を開始するためには、Googleカレンダーの予定にゲストを追加するかWebブラウザから「Google Meet」にアクセスして設定するという方法が取られていました。
「Gmail」のサイドバーに「Google Meet」のビデオ会議を作成するリンクと既に存在するビデオ会議に参加するリンクが追加されたことで、簡単にビデオ会議を開始したり参加したりすることが可能になりました。
ビデオ会議を作成するリンクをクリックすると、「meet.google.com」のURLが新しいウィンドウに表示され、Gmailで参加者を追加していくこともできます。
またビデオ会議に参加する場合は、ビデオ会議の主催者から送られてきたGmail内のリンクと招待コードを入力すると、そのビデオ会議に参加することができるためとても使いやすくなりました。
この機能はビデオ通話が有効になっているユーザーは全て利用可能で、特にユーザー側から設定する必要は何もありません。今現在Web版「Gmail」からのみで利用可能ですが、今後モバイル版「Gmail」でも対応予定としています。
「Google Meet」では今現在、新型コロナウイルス感染拡大防止の影響を受ける企業や学校を支援するため、2020年3月初めに発表された「プレミアム機能」について期間限定で無償解放しています。
この期限は当初よりも延長されて、2020年9月30日まで利用可能となっています。利用可能になる「Google Meet」のプレミアム機能は以下の3つです。これらの機能は無効化されているので、管理者が拡張機能をONにすると利用可能です。
利用可能な「プレミアム機能」 |
最大250人参加できる大規模会議 |
ドメイン内で最大10万人の視聴者に向けたライブストリーミング |
「Google ドライブ」にビデオ会議を録画 |