2020年04月18日更新
Gmailでビデオ会議の「Google Meet」の開始/参加が可能に!
GoogleはGmailから「Google Meet」を開始できる機能を追加しました。新型コロナの感染拡大からビデオ会議サービスの需要が高まっていますが、Gmailから「Google Meet」に開始や参加が可能となる機能を追加しさらに機能強化しています。
目次
「Gmail」にビデオ会議「Google Meet」を開始する機能を追加
米現地時間4月16日、Googleはビデオ会議サービス「Google Meet」をGmailから開始できる機能を追加したことを発表しました。
新型コロナウイルス感染拡大に伴うテレワークやオンライン授業を行う企業や学校が増え、ビデオ会議サービスの需要が高まっていることから、Googleは簡単にGmailからビデオ会議を切り替えることを可能にし、さらに便利に活用できるようにしています。
従来「Google Meet」のビデオ会議を開始するためには、Googleカレンダーの予定にゲストを追加するかWebブラウザから「Google Meet」にアクセスして設定しなければならず一手間かかっていました。
今回の機能が追加された環境では、「Gmail」のサイドバーに「Google Meet」のビデオ会議を作成するリンクと既に存在するビデオ会議に参加するリンクが追加されています。
ビデオ会議を作成するリンクをクリックすると、「meet.google.com」のURLが新しいウィンドウに表示され、Gmailで参加者を追加していくことも可能です。
またビデオ会議に参加する場合は、ビデオ会議の主催者から送られてきたGmail内のリンクと招待コードを入力すると、その会議に参加することができます。
この機能はビデオ通話が有効になっているユーザーは全て利用可能で、特にユーザー側から設定する必要は何もありません。
「Google Meet」をGmailから開始できる機能は今現在、Web版「Gmail」からのみで利用可能ですが、今後モバイル版「Gmail」でも対応予定としています。
「Google Meet」に「Zoom」のギャラリービューに該当する機能も追加
今回Googleが追加する機能は、「Google Meet」をGmailから開始できる機能だけでなく、ビデオ会議ツール「Zoom」のギャラリービューと同様の大人数の参加者を画面上に表示する機能も追加する予定としています。
「Zoom」では48人ビデオ会議の画面上に表示可能で、Microsoftのビデオ会議ツール「Microsoft Teams」では最大で9人を画面に表示することができます。
「Google Meet」では最大で16人の参加者をビデオ画面上に同時に表示することが可能になると言い、大人数の参加者の表情や反応を見ながら会議を行うことができます。
その他にも、「Google Meet」においては、薄暗い環境の中でもビデオ通話が快適に行うことができるように画質を改善し、さらにキーボードのタイプ音や人の動きなどから生じる周りの雑音をカットすることができる機能の追加も予定しています。
「Google Meet」へのギャラリービュー機能の追加やビデオ通話の品質の修正や改善などは、2020年4月後半に搭載される予定となっていて、さらに機能面を強化させ快適に利用できるようになることが期待されています。