Yahoo!の「Yahoo!天気・災害」で1時間ごとの熱中症予報などをまとめた「熱中症情報」を公開しました。「熱中症情報」では天気だけでなく1時間ごとの熱中症の危険度が高い時間帯などを表示していて、夏場の外出時や夜間時の熱中症対策に活用することが可能です。
Yahoo!は、PC版・スマホ版の「Yahoo!天気・災害」で、全国の1時間ごとの熱中症予報などをまとめた「熱中症情報」を公開しました。
これまで「Yahoo!天気・災害」では「洗濯物が乾くか」「傘が必要か」などの天気情報、そして夏には熱中症指数とビール指数などをアイコンで分かりやすく表示していました。
今回の「熱中症情報」では熱中症の危険度が高い日や時間帯を表示していて、これからの季節の外出時や室内、夜間時の熱中症対策に活用することが可能です。
総務省の発表によると、2019年の5月から9月の間熱中症による緊急搬送の人数のうち、熱中症の発生場所は住宅内が最も多いとされています。今年は新型コロナウイルス感染拡大対策のため、従来よりも自宅で過ごす時間が多くなることが予想されています。
今年の熱中症対策は外出時だけでなく室内や夜間時においても必要となるでしょう。また外出が減ることによって身体が暑さに慣れ辛いことやマスクの着用によって熱中症のリスクが高まる懸念についても指摘されています。
「Yahoo!天気・災害」では天気予報だけでなく、熱中症や台風など季節ごとの情報を発信することで、ユーザーが便利利用できるサービスとして今後も機能を強化し改善していくとしています。
Yahoo!の「熱中症情報」では、全国の当日や1時間ごと、1週間の熱中症予報を天気や気温と共に確認することが可能です。「熱中症情報」は、パソコンやスマホのブラウザ、iOS/Android版「Yahoo!天気」アプリから確認することが可能です。
「熱中症情報」で熱中症の危険がある時間帯を把握しておけば、こまめな水分補給を行ったり夜間でもエアコンを付けて室温を調整したりなど対策を行うことができます。
また「熱中症危険指数」は「気温」「湿度」「輻射熱(周辺の熱環境)」から算出される指標「暑さ指数(WBGT)」に準拠していて、米国基準の「より危険な水準」を採用して熱中症に対する警告が可能です。
これにより日本基準での最高レベル「危険」よりも、さらに危険度の高いレベル「極めて危険」を表示することになり、ユーザーに対してより危険度の高い日時を警告することが可能になっています。
環境省では「熱中症予防要望情報サイト」で、今年の「暑さ指数(WBGT)」を4月17日から10月30日まで提供しています。
この「暑さ指数(WBGT)」は、「気温」「湿度」「輻射熱」から算出される人間が体感する暑さの指標で、熱中症対策・予防の目安として日本では環境省が公開しています。単位は気温と同じ摂氏度で表記されていますが気温とは異なります。
環境省と気象庁は、2020年夏から一部地域で、熱中症予防のための新たな取り組みとして「熱中症警戒アラート(仮称)」を計画していて、熱中症リスクが極めて高い気象条件を予測し情報発信を実施するとしています。