【Google】Chromeのバッテリー消費を劇的に削減する？新機能をテスト中！

Googleが提供を行っているWebブラウザ「Chrome」にて、バッテリー消費を劇的に削減するかもしれない新機能をテスト中であると報道されています。

Webブラウザ「Chrome」は世界中で幅広いユーザーに利用されていますがその反面、利用している端末のメモリーやバッテリーを多く使用する傾向があるとの声が多く上がっています。

GoogleではWebブラウザ「Chrome」のメモリーの使用状況について改善することを公表していましたが、今10月リリース予定の「Chrome 86」にてノートPCのバッテリー持続時間が最大2時間も延びるかもしれないと報道されています。

Microsoftの情報サイトで知られる「WindowsClub」の報道では、Googleが2020年10月にリリース予定の「Chrome 86」にてバックグラウンドにあるタブの動作の調整を行うとされています。

「Chrome 86」にてバックグラウンドにあるタブの動作の調整することにより、PCのエネルギー消費を劇的に削減するようリリースに向けた改善に取り組んでいるとのことです。

GoogleではChromeエネルギー消費を劇的に削減しバッテリーの持続時間が延びる方法について、バックグラウンドタブの不要なタスクを削除することで実行できると想定しています。

GoogleChromeにて削除を行うバックグラウンドタブの不要なタスクとしては、特に次の内容があげられています。
 

• 「JavaScript」が一定期間内に起動する回数を制限しスクロール位置の変更が実施されたか確認するタスク
• ログを報告するタスク
• ユーザーの広告とのやり取りを分析するタスク

GoogleChromeにて実施されていたエネルギー消費を劇的に削減し、バッテリーの持続時間が延びる方法のテスト結果についてみていきましょう。

今回のテストでは、フォアグラウンドタブを「about:blank」、最大36個のバックグラウンドタブの表示はランダムの状態で実施したと説明しています。

テストでは、バックグラウンドタブでの「JavaScript」タイマーのウェイクアップ時間を1分当たり1回に制限をかけ検証を行ったところ、バッテリーでの駆動時間が約28％に該当する2時間程度延びることが確認できたとのことです。

GoogleChromeにて実験された新機能については、現段階で実験的な機能として搭載されているもので今後正式な機能として搭載されるとははっきり公表されていません。

ですが、今回のテストにて検証されたバッテリーでの駆動時間の延長が実現するとユーザーの利便性向上にもつながるため、今後も新機能リリースに向け取り組みが進められるのではとみられています。

バッテリーでの駆動時間の延長ができるこの機能については、「Chrome 86」の「chrome://flag」で有効化が可能となる実験機能として利用できるようになるとみられています。