Googleは117種の「エモい絵文字」が今秋にリリース予定の「Android 11」で利用可能となることを発表しました。Googleが発表した117種の「エモい絵文字」には、「ベールを着た男性」「タキシードを着た女性」などが含まれます。
Googleは117種の「エモい絵文字」をUcodeコンソーシアムに提案し、今秋にリリース予定の「Android 11」で利用可能となることを発表しました。
この117種の「エモい絵文字」の中には、「嬉し泣きしている顔」や「ハグする2人」「ベールを着た男性」「タキシードを着た女性」「赤ちゃんにミルクを飲ませる男性」などジェンダーへ配慮をしたものも含まれます。
また新しいエモい絵文字として「ピニャータ」というメキシコや中南米の国の子供のお祭りに使われる、中にお菓子やおもちゃなどを詰めた紙製のくす玉人形や「ロングドラム」、リアルな「心臓」などが追加されます。
その他にも「木の切り株」「魔法の杖」「マンモス」「ホッキョクグマ」「タピオカミルクティー」「ティーポット」なども追加され、今秋リリースの「Android 11」では、117種の新しいエモい絵文字が利用可能となります。
Googleはこれまでの絵文字を見直し、表現の修正を行ったり「ダークモード」向けのデザインを公開したりもしています。「ダークモード」向けのデザインとは深夜のメッセージでも見やすいようにデザインが作成されています。
さらに今回、「モントレーベイ水族館」や「ビクトリア昆虫館」の専門家と協力して、絵文字の動物がより本物に見えるように修正していて、よりリアルな洗練されたエモい絵文字へと変化しています。
今回「Android 11」ではこれまでの絵文字を検討してカメの絵文字は懐かしい2013年バージョンに戻されるということもあり注目が集まっています。
さらにGoogleのキーボードソフトウェアAndroid版「Gboard」において、キーボード上部に絵文字のクイック入力が可能なツールバーが表示される機能が開始されます。
「絵文字ツールバー」はキーボードの上部分に一列分表示されていて、Android版「Gboard」で確認することができます。この機能は今後数ヶ月以内にAndroid版「Gboard」ユーザーに展開されていくとしています。
この絵文字へのショートカットが可能なツールバーのおかげで、わざわざ絵文字キーボードに切り替えることなく、複数の絵文字にアクセスできるため入力も素早く行うことが可能でとても便利な機能と言えます。
7月17日は「世界絵文字デー」です。「世界絵文字デー」とは2014年に絵文字の検索に特化したWebサイトの「Emojipedia」が非公式の記念日として勝手に創設したことがきっかけで、近年はアメリカを中心に世界で広まっています。
そもそもは、Macworld Expoの基調講演でスティーブ・ジョブズ氏が、カレンダーアプリ「iCal」を初披露した2002年7月17日という日に由来します。このApple版のカレンダー絵文字の日付が7月17日となっているためこの日にちとなったと言われています。
Appleはこの「世界絵文字デー」というAppleに縁のある日に合わせ、2020年秋に登場するiOS 14で追加される新しい絵文字とミー文字の一部を公開しています。