Twitterが悪意ある内容や暴力行為のあるリンクをブロックする措置についてのポリシーを強化したことを発表しました。悪意ある内容や暴力行為のあるリンクをブロックするための警告や停止するポリシーを強化したTwitterの対応内容や変更点についてご紹介します。
現地時間の7月28日、Twitterが悪意ある内容や暴力行為のあるリンクをブロックするための措置についてのポリシーを強化したことを発表しました。
Twitterが実施したポリシー変更は、悪意ある内容や暴力行為のあるリンクをブロックするために外部コンテンツへのリンクの拡散を制限したり防止することを目的として実施されています。
今回の7月30日から有効になるポリシー変更では、新しく悪意ある行為と暴力に関するコンテンツへのリンクのツイートをブロックの対象とすることが明記されています。
また、該当のリンクを日常的に共有するアカウントについては警告を発しアカウント停止の措置をとるとの文言が追加されています。
はじめに、今回Twitterがポリシー変更を実施した経緯についてこれまでについて確認していきましょう。
これまで、Twitterでは犯罪や暴力行為につながる内容や、差別的な行動を助長するようなツイートなど犯罪に結びつく内容のツイートを行ったアカウントに対し警告を表示したり、アカウント停止の措置を行っていました。
ですが、今までは犯罪や暴力行為につながる内容や、差別的な行動を助長するようなツイートを制限の対象としておりリンクについては対象外となっていました。
今回のTwitterのポリシー変更によって、悪意ある内容や暴力行為のあるリンクをブロックするために外部コンテンツへのリンクの拡散を制限したり防止することを目的としてリンクを含めたものが制限対象となります。
Twitterによると、悪意ある内容や暴力行為のあるリンクをブロックを行う措置対象については次の通りとなっています。
Twitterにてポリシー変更によりブロックするリンクの措置対象の選定については、Twitterの自社ツールで判別が行われるほか、専門の第三者機関の情報を参考に実施されるだけでなくユーザーからの報告によっても対象の選別が行われます。
リンクがブロックを行う措置対象となった場合、該当のリンクについてはリンクを含んだツイートやダイレクトメッセージの送信ができなくなり、プロフィールに含む際にエラーメッセージが表示されます。
今回実施されたTwitterのポリシー変更は、2020年7月30日から適用となっており危険なリンクを共有した場合にツイートの削除が求める警告が表示されるだけでなく、内容によってはアカウントの停止措置もあるとのことです。
それでは、7月30日より適用されるTwitterのポリシーに追加された内容についてご紹介しておきましょう。
Twitterのポリシーの項目 | 追加された内容 |
「強制的対応の種類」 | ただちにブロックする場合と警告を表示する場合があるという説明が追加 |
「問題があってもブロックしない場合があるケース」 | Twitterルールに違反するコンテンツを批判するコメントをつけてリンクしている場合は、扱いが異なる場合があるという文言が追加 |
Twitterのポリシー変更の目的について、担当者は、リンクをブロックする方法についてTwitterルールに違反するツイートを削除する方法と一致させることを目的としていると説明しています。