iPadOS 14は今年の秋にリリース予定とされていますが、iPadOS 14のメモアプリは図形認識補整機能や手書き文字の自動変化など機能強化されています。ペンで描いた図形を認識し自動補整してくれる機能が使えるようになり、メモの使い道が広がります。
「iPadOS 14」はパブリックベータテスト版が2020年7月10日に提供開始されました。「iPadOS 14」の正式版は今年の秋にリリース予定とされていますが、これまでよりもさらに「メモ」アプリが強化されペンとの連携も強化されます。
「iPadOS 14」では手書き文字の自動変換やコピペなどの機能、ペンで描いた図形を認識し自動補整してくれる機能が使えるようになり、メモの使い道が広がります。
iPadOS 14の「メモ」アプリの図形認識機能では、サードパーティ製のペンで描いた円や矢印を認識し、きれいに自動補整してくれます。使い方は、ペンで図形を描いて、その手を止めるだけです。
そのままペンをiPadの画面から離さないでそのまましていると、自分がペンで描いた線の上に補整された図形が自動的に表示されます。表示された後にペンを離すと、補整された図形に置き換わるという仕組みです。
これは直線だけでなく、曲線やジグザグに描いた線、その他にも矢印や円、四角形などの図形、また星や雲、ハート、吹き出しなども認識され補整されます。また手書きのグラフや立体の図形もフリーハンドで描いてもきれいに補整されるので助かります。
図形認識機能を上手く活用するポイントは、必ず一筆書きで手を離さずに描くことです。一旦iPadの画面からペンが離れてしまうと、図形として上手く認識してもらえないので、描き始めたら流れで勢いよく描いてみましょう。
さらに描いた図形はダブルタップしたりなぞったりして選択すると、自由に動かすことが可能です。思いついたアイデアをペンでささっと描いたり、授業中や会議中に重要なポイントをメモしたりなど自由に活用してみましょう。
図形認識機能ではサイズの制限もなく気軽に自由に描け、さらにきれいに自動補整されるため色々な活用方法で利用できるでしょう。
iPadOS 14では、Apple Pencilとの連携でiPadの「メモ」アプリがさらに使いやすくなります。例えば、Apple Pencilで文字を手書きし、その後文字を選択しコピーしてからきれいにテキストに変換し、Safariの検索ボックスにペーストすることもできます。
また手書きしたテキストを機械学習によるデータベースとマッチングさせ、もし住所や電話番号として確認された場合は「電話」や「マップアプリ」も呼び出すことができます。残念ながら日本語にはまだ非対応ですが、とても便利な利用方法と言えます。
「iPadOS 14」のパブリックベータ版は、Apple IDと対応するiPadを所有するユーザーで「Apple Beta Software Program」の規約に同意し登録すると誰でも無料で試すことができます。
対応可能なiPadは、正式版iPadOS 14を導入できる以下のモデルです。
iPad Pro 12.9インチ(第1〜第4世代) |
iPad Pro 11インチ(第1・第2世代) |
iPad Pro 10.5インチ |
iPad Pro 9.7インチ |
iPad Air(第3世代) |
iPad Air 2 |
iPad(第5〜第7世代) |
iPad mini(第5世代)/iPad mini 4 |