複数の端末で同一のApple IDを利用していても、使用目的の違いからそれぞれ不要なアプリもあるでしょう。Apple IDが同じな場合アプリも同期されますが、そのアプリの同期をさせないように複数の端末で利用するにはどうすれば良いのかについて解説していきます。
iPhoneとiPad、iPhoneとiPhoneなど、同じApple IDを複数の端末で利用している場合、アプリや写真、連絡先などを含め同期することができます。
しかし、iPhoneとiPadの場合は特に、それぞれの端末で利用目的が同じとは限らず、iPhoneの方では決済アプリが必要で、iPadの方では電子書籍リーダーが必要だけど片方にしか必要ない、などということも十分にありえます。
そんな時、同じApple IDでもアプリの同期を行うと不要なアプリも増えて邪魔だと感じる人もいるでしょう。可能であれば、それぞれの端末で別のApple IDを利用するのが一番面倒がない方法です。
しかし、同一のApple IDを利用している場合、連絡先などのiCloudのデータを複数端末でも共有することができるなどメリットも大きいため、できればApple IDは同じものを利用したい人も多いのではないでしょうか。
同一のApple IDを利用して複数端末にログインしているけれど、利用するアプリはそれぞれ別のものが良いので不要なアプリはダウンロードしないようにしたい。
そんな時、Apple IDに紐付けしてあるアプリの自動ダウンロードを停止して、複数端末でアプリを同期させないよう設定することが可能です。
前述した内容で例示したとおり、同じApple IDでログインしていても、それぞれの端末で利用するアプリを目的別に分けたいと考えている人もいるでしょう。特にiPhoneとiPadでは大きさが異なる分、利用アプリの目的が大きく違うことも多いはずです。
しかし、Apple IDでアプリの自動ダウンロードが設定されている場合、新しい端末にApple IDを登録した時点で、そのApple IDに紐付けられているアプリが自動でダウンロードされてしまいます。
登録時のみならず、その後もiPhoneでインストールしたアプリが、自動的に同じApple IDでログインしているiPadの端末でも要不要に関わらずダウンロードされてしまい、逆にiPadでインストールしたアプリがiPhoneにもダウンロードされるのです。
iPhoneとiPad、どちらにおいても不要なアプリをインストールすることにもなりかねないため、容量を圧迫することも含めうっとうしいと感じる人も多いはずです。
これを停止することにより、iPhoneとiPadで利用するアプリを分けることが可能です。Apple ID自体は紐付いたままですので、課金したアプリなどはそのまま再課金無しでダウンロードが可能ですの。その点は安心してください。
さて、同じApple IDを複数端末で利用しようとする場合やすでにしている場合どちらでも、アプリを同期させないようにする自動ダウンロード設定を解除する方法についての解説に移ります。
まずは設定アプリを開いてください。
「App Store」をタップします。
「自動ダウンロード」の項目の中に「App」があります。ここをオフにすることでアプリの自動ダウンロードが停止します。
余談ですが、ここには他にも「ミュージック」「ブックとオーディオ」「アップデート」の項目が存在しています。ここも複数端末に同一のApple IDを設定した場合に同期される項目ですので、不要ならばこれらもオフにしておきましょう。
同一のApple IDを複数端末で利用する場合に、アプリを同期してダウンロードしないようにする設定方法を説明してきました。
複数のiOS端末ではそれぞれ違うアプリを使うという人も多いと思いますので、この設定を行い、各端末ごとの目的に必要なアプリのみを使用できるようにしてみてください。