Outlookや連絡帳などでエクスポートした電話帳ファイルの拡張子として利用されるVCFファイルをスマホやPCで開こうとする際、それぞれやり方が異なります。VCFファイルを開く方法をスマホの場合とPCの場合とそれぞれ解説していきます。
VCFファイルとは、vCardファイルと呼ばれるものの拡張子にあたります。電子名刺の拡張子であり、PCやスマホ内の電話帳のデータである名前や電話番号、メールアドレスなどの情報が格納されています。
VCFファイルは、機種変更をおこなう場合など電話帳データを移行する際に利用することが多いものです。まずはスマホでVCFファイルを開く方法について説明していきます。Androidスマホの場合とiPhoneの場合それぞれ見ていきましょう。
まずはAndroidの場合です。Androidで利用している電話帳アプリによって操作は異なりますので、それぞれのアプリごとにその対象の場所を探しましょう。今回はGoogleのアプリの連絡帳を利用します。左上にあるメニューマーク(三)をタップしてください。
連絡帳アプリの「設定」をタップします。
VCFファイルを開きたい場合、連絡先の管理の項目にある「インポート」をタップしてください。
今回はVCFファイルを開くことになりますので、「.vcfファイル」を選択してください。
「OK」をタップしましょう。
Googleアカウントが複数ある場合、インポートした連絡先の保存先の選択画面が表示されます。任意のものを選択しましょう。なお、Androidスマホでインポートする場合エラーでできないことがありますので、その場合は後述するPCからおこないましょう。
インポートするVCFファイルを選択します。Googleドライブなどからの選択も可能です。インポートした連絡先は、Gmailなどで利用することが可能となります。
VCFファイルからインポートした連絡先をGmailで利用する場合は、Gmailのメニューを開いて「連絡帳」を開けばそこからGmailの宛先として利用することが可能です。
iPhoneの場合、iCloudを利用してVCFファイルを開くことになりますが、Androidと異なりVCFファイルをiPhone内のデータからインポートすることができません。
iPhoneでVCFファイルを開こうとする場合は、正規アプリを利用する場合であれダウンロードした他者アプリを利用する場合であれPCを使う必要があります。
そのため、iPhoneにVCFファイルからインポートした電話帳データを追加したい場合は、後述するPCを使ってVCFファイルを開く方法を利用する必要があります。そちらで詳しいことを説明していますので、ここでの説明は割愛します。
なお、PCを所持していない人はVCFファイルをiPhoneで間接的に開くことができますが、所持していない場合、iPhoneのみでVCFファイルを開くことはできませんので、手でちまちま追加する方法を利用してください。
さて、ここからはPCでVCFファイルを開く方法を説明します。PCのOSとしてはWindowsとMacそれぞれありますが、基本的にWindowsであればGoogleの連絡先を、MacであればiCloudを利用すると良いでしょう。
なお、iPhoneへVCFファイルの連絡先データを同期したい場合はどちらの方法でも利用することが可能ですが、iCloudのほうがスムーズに利用することができます。
iPhoneの方でGoogleの連絡帳もしくはiCloudの連絡先との同期設定をONにしておけば間接的にVCFファイルを利用することが可能です。
Googleの連絡先を利用する場合、まずはGoogleのページを開いてください。下記リンク先からアクセスできます。
以前はGmailの画面から利用できましたが、Gmailから連絡帳が独立してからはGmailではなく連絡帳からおこなう必要があります。ログインしていない場合はGoogleアカウントへのログインをおこないましょう。
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