Windows利用時に、停止コードとして「MEMORY MANAGEMENT」が表示されるブルースクリーンエラーになることがあります。「MEMORY MANAGEMENT」のブルースクリーンエラーの原因と解決方法を解説していきます。
Windows利用時、普段どおり利用していただけなのに「MEMORY MANAGEMENT」という停止コードが表示されることがあります。
このブルースクリーンの停止コードが「MEMORY MANAGEMENT」となる原因には、様々な種類があります。
「MEMORY MANAGEMENT」となる原因は大きく分けて物理的原因と内部的原因の2つがあります。
物理的な原因は次のものが考えられます。
「MEMORY MANAGEMENT」のブルースクリーンエラーが表示された場合の対処法の説明に移ります。
まずは外部的原因かどうかを確認しましょう。外付けしているHDDや周辺機器との接続を外します。なお、外付けしている機器を取り外す場合、必ずWindowsの電源を落としてからおこなってください。
外付け機器を外しても「MEMORY MANAGEMENT」エラーが解決しなかった場合、セーフモードでの起動を試みてください。Windows10でセーフモードを利用する場合、今回は電源ボタンを長押しして強制終了してください。
強制終了後、しばらく待ってから再度電源を入れます。「自動修復」の画面が出るまで繰り返してください。
自動修復画面が表示されたら「詳細オプション」→「オプションの選択」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」をします。
再起動後、「スタートアップ設定」が表示されますので「5) セーフ モードとネットワークを有効にする」を「F5」もしくは「5」の数字キーを押してセーフモードでの起動をおこなってください。
このセーフモードでの方法は、「MEMORY MANAGEMENT」のエラーが表示されル直前にWindowsやアプリのアップデートをした・アプリをインストールした・ドライバーのアップデートをしたなどの行動をした場合に有効となることが多い手段です。
セーフモードで起動できたのであれば、必要な情報のバックアップを取り、原因と思われるアプリのアンインストールや更新プログラムの削除などをおこなってください。
Windows10が起動したのであればメモリ診断を利用するのも有効です。メモリ診断はWindowsのスタートメニューから「Windows管理ツール」→「Windowsメモリ診断」で開きます。
「今すぐ再起動して問題の有無を確認する(推奨)」をクリックしてください。作業中の作業がある場合は「次回のコンピュータ起動時に問題の有無を確認する」を選択して、保存をしてから再起動をおこなってください。
なお、メモリに問題があるということが考えられるようであれば、メモリの着脱をしてみて動作を確認するのも一つの方法です。PCの電源を切って、電源ケーブルを外し、本体を開けてメモリを着脱してみてください。
この際、同じポート・異なるポートでの抜き差しや、複数メモリがあるのであれば1つずつ接続してみるという方法を試してみましょう。
なお、ここまでの対処法でも「MEMORY MANAGEMENT」のエラーが解消されないことがあります。
その場合、一度Windowsをクリーンインストールしてみましょう。クリーンインストールはインストールメディアを別のWindows10などで作成する必要があるなど少々手間ではあります。詳細については割愛します。
クリーンインストールをしても「MEMORY MANAGEMENT」のエラーが解決しない場合は、マザーボードなどが故障している可能性もあります。その場合はメーカーへの修理依頼、もしくはマザーボードの交換をおこなうことになります。
「MEMORY MANAGEMENT」のエラーは、更新プログラムなどが原因で起きていることは見かけますが、それ以外に原因があることもあります。
自身のPCの状態を確認しながら、この記事を参考に「MEMORY MANAGEMENT」のエラーが解決するよう実行してみてください。
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