【Windows10】Task Host Windowでシャットダウンできない原因と対処法

Windows10の電源を切ろうとシャットダウンした際、「Task Host Window」が表示されてシャットダウンできないことがあります。

このシャットダウンできない原因の「Task Host Window」とはどのようなものか分からず首を傾げている人も少なくないでしょう。

見かけないプログラムだ、と思っているため不安に思っている人もいるかと思いますが、普段見かけなくて当然です。この「Task Host Window」とはWindowsをシャットダウンする際に実行されるホストプロセスだからです。

Windows10のシャットダウン実行時に、開いているアプリケーションを1つずつ、全て閉じるために動いているもので、アプリケーションが応答せずフリーズしてしまった場合にもシャットダウンを中断し、データが失われるのを防ぐ役割も果たしています。

問題がなければアプリケーションが全て閉じられ「Task Host Window」の実行が終われば自然とシャットダウンが実行されますので、見かけてもすぐにシャットダウンされて特に気にしていなかった人も少なくないでしょう。

しかし、まれにこの「Task Host Window」が原因でシャットダウンができない、ということもあります。原因としては次のものが考えられます。

シャットダウンしている際、動作しているプログラムの中に閉じられないプログラムがある場合シャットダウンできないことがあります。

また、プログラムを閉じること/閉じているかの確認に時間がかかっているため「Task Host Window」が表示されることもあります。

なお、上記の原因でなければWindowsのシステム上の問題ということもあります。

では、「Task Host Window」が表示されてシャットダウンできない場合どのような対処法を取るのでしょうか。

まずは強制的にシャットダウンを行いましょう。「○個のアプリを閉じてシャットダウンします」というような画面のアプリ一覧の下に「強制的にシャットダウン」のボタンがあるため、ここをクリックして強制シャットダウンを実行してください。

なお、「Task Host Window」以外にアプリが表示されている場合は、データの損失を防ぐためそれらのアプリが終了するまで待機したほうが賢明です。

「○個のアプリを～」の画面の「キャンセル」でシャットダウンを中断できます。

中断後タスクマネージャーを起動して、閉じられないアプリケーションを選択して「タスクの終了」をし、再度シャットダウンを試みてください。

シャットダウン時、次回起動時に早く起動できるようメモリに情報を保管する高速スタートアップという機能がありますが、これはシステム上の軽微なエラーもその情報に格納していることがあります。

それが原因にもなりますので、高速スタートアップを無効にしてシャットダウンを実行してみてください。

高速スタートアップの一時的な無効化は、Windows10の「電源」からShiftキーを押しつつ「再起動」をクリックし、「PCの電源を切る」をクリックすることで可能です。