Windows10でバイナリの編集や解析を行うときにはバイナリエディタが必要です。おすすめのバイナリエディタとはどのようなソフトがあるのでしょうか。この記事では、Windows10でフリーで利用できる特におすすめバイナリエディタをご紹介します。
Windows10で使えるバイナリエディタにはどのようはソフトがあるのでしょうか。この記事では、Windows10でおすすめのバイナリエディタについて詳しく解説します。
おすすめのバイナリエディタをご紹介する前に、バイナリエディタとはどのようなものなのか簡単に解説します。
バイナリエディタとはバイナリデータを表示して、編集や解析ができるソフトのことです。多くがフリーソフトとして配布されていて、日本国内で開発された日本語で利用できるフリーソフトもいくつもあります。
バイナリとは本来は二進法という意味です。コンピュータの処理は二進法で行われているので、パソコンやスマホで扱うすべてのデータは本来は2進数のバイナリデータで記述されています。しかし通常はアプリケーションによってわかりにくい二進法のデータではなく、使い勝手の良い文字データや画像データなどに変換されて表示されます。
バイナリエディタとは、PC上のアプリケーションやファイルを2進数や16進数のバイナリデータで表示して、通常では編集できないプログラムの改造などを行うためのソフトです。
Windows10で特におすすめしたいフリーソフトとは何があるのか、おすすめのバイナリエディタを3つご紹介します。
Binary Editor BZはWindows95から使われているフリーのバイナリエディタです。Windows10でも利用されている理由とは、シンプルで簡単な使い勝手で高い機能性を備えているためです。
Binary Editor BZが他のバイナリエディタと大きく違う点は、構造体のメンバーをリスト化して該当する部分を色分けして表示できる機能です。また、画面を上下もしくは左右に分割して、同じバイナリファイルの違う部分を同時に表示できる機能も便利です。
Binary Editor BZのダウンロードは窓の杜からできます。下記のリンクからインストール用ファイルをダウンロードしましょう。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとインストールが始まります。
画面の指示に従ってWindows10にインストールしましょう。
インストールして開いたら「ファイル」>「開く」からバイナリの編集や解析を行うファイルを開きます。画面の左側がバイナリ表示、右側が文字コードでの表示になります。
画面分割するときには、上部の画面分割のアイコンをクリックします。
上下分割のアイコンをクリックするとこのように上下に分割された表示になります。
Binary Editor BZを構造体表示にする場合には、メニューバーの「表示」>「構造体表示」をクリックします。
すると構造体で表示されて、左側に構造体が表示されます。「Structure」を選択してから「Members」を選択します。すると、選択したMemberに該当する部分が色分けで表示されます。
2つ目のWindows10におすすめのバイナリエディタは「Stirling」です。StirlingはWindows95からとかなり以前から使われているバイナリエディタですが、シンプルな使い勝手と高機能性を兼ね備えたバイナリエディタとして現在でも人気のフリーソフトのバイナリエディタです。
ダウンロードはVectorからできますが、ダウンロードされるファイルはWindows10では標準サポートしていないLZH形式で圧縮作されています。LZHを解凍できる環境が用意されていない方は、こちらの記事を参考にしてLZHファイルを利用できる環境を先に作っておきましょう。
Stirlingのダウンロードはこちらのリンク先からできます。
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