conhost.exeとは何？ウイルスの可能性や停止方法を解説

Windows10PCでは、バックグラウンドで様々なプロセスが動いていて、CPUやメモリなどを消費します。CPUやメモリの稼働率が高ければ高いほど、Windows10の動作が重くなる原因にもなりますので、動きを気にしている人も少なくないでしょう。

そんなWindows10のプロセスの1つに、conhost.exeという実行ファイルで行われているものがあります。

このconhost.exeとは、コマンドプロンプトの実行ファイルのことで、コンソールウィンドウホストという名前のプロセスです。

コマンドプロンプトであるcmd.exeを起動すると、自動的にコンソールウィンドウホスト/conhost.exeも起動します。コマンドプロンプト起動時に2つのプロセスが動作している状態です。

なお、conhost.exeを起動するコマンドラインツールもいくつかあるため、コマンドラインツールを起動するソフトがある場合はそれが起動していたり、バックグラウンドで実行されていたりという場合もあります。

基本的に、コンソールウィンドウホスト/conhost.exeはコマンドプロンプトを起動すると一緒に起動する2つ目のプロセスですので、逆を言えば基本的にはコマンドプロンプトを起動しなければconhost.exeが起動することはありません。

cmd.exeとconhost.exe、いずれかが停止すれば2つのうちのもう片方のプロセスも自動的に停止するようになっています。

そのため、コマンドプロンプトを開けばconhost.exeが起動し、コマンドプロンプトを閉じればconhost.exeも停止するようであれば問題ありません。

ただし、厄介なことにWindows10の正規プロセスを騙ったウイルスも存在します。

conhost.exeは「C:\Windows\System32」の中にあります。その中にあるconhost.exeであればウイルスの可能性は低いです。

タスクマネージャー上のconhost.exeがC:\Windows\System32以外の場所にある場合はウイルスの可能性が高いと考えてください。

問題なくconhost.exeが正規の場所にあるけれど、それが原因でWindows10の動作が重い、という場合、停止したいと思うこともあるかと思います。

その場合停止しても大丈夫かどうか不安かと思いますが、コマンドプロンプトを起動していないのであれば停止しても問題ありません。コマンドプロンプトで何かを実行している際にはconhost.exeの停止はしないでください。

ではconhost.exeの停止方法の説明をします。まずはタスクマネージャーを起動しましょう。Ctrl+Shift+Escキーでタスクマネージャーの起動ができます。

「コンソールウィンドウホスト」（プロセス名がconhost.exe」を探して、クリックし選択してください。

「タスクの終了」をクリックすれば、conhost.exeの停止をすることができます。仮にコマンドプロンプトが起動されていた場合、conhost.exeのタスク停止とともに停止されて画面上から消えます。

なお、コマンドプロンプトが起動している状態・実行している状態であれば、コマンドプロンプトを閉じても問題ない状態になるのを待ちましょう。

conhost.exeは、コンソールウィンドウホストという、コマンドプロンプトともに開くWindows10の正規ファイルです。

conhost.exeが正規の場所であるC:\Windows\System32存在しているのであればウイルスの可能性は低いため、特に問題ありません。

conhost.exeがあまりにWindows10の動作に影響があるようであればここで説明した方法で停止をおこなってください。