Gmailを使用する際、メールの誤送信をしてしまった!取り消したい!なんてことがありがち。しかしGmailでは間違って送信してしまったときのために、送信取り消し機能という便利な設定方法があります。当記事ではその仕組みと使い方について説明していきます。
よくメール関連で起こるトラブルといえばやはり「誤送信」でしょうか。間違って違う相手に送信してしまったり、送る内容を間違ってしまったりと冷や汗をかくようなことが結構あるかと思います。
送信済みのメールを削除しても送信済みである以上取り返しはつかないので、送信済みのメールは先方に届いていることでしょう。もしも先方に怒られるような内容だったりすると思うと気が休まりません。
しかし、なんとGmailでは間違って送信したメールや誤送信してしまったメールの取り消しができる「送信取り消し機能」という、大変便利な設定機能がGmailには存在します。
Gmailの送信取り消し機能とはどんな仕組みなのかというと、例えばGmailでメールを送信した場合、一定時間は送信したメールの取り消しをすることが可能です。一定時間の間に取り消しをすれば送信したメールは未送信扱いになるので、もしも送信先や内容が間違っていた場合、削除や編集をすることができるという仕組みになっています。
それではどうすればGmailで送信取り消し機能の設定が行えるか、また使い方はどうすればいいのかを下記にて説明します。PC版のGmail、スマートフォン版のGmailどちらでも送信取り消し機能は設定できます。
※現在(2018年9月時点)のPC版Gmailでは、送信取り消し機能はデフォルトでオンの仕組みになっています。オフにすることはできないようですが、間違って送信したメールの取り消し時間を選べる仕組みがありますので、本項ではそちらの使い方について説明します。
まずはパソコンのブラウザからGmailにログインしましょう。Gmail画面の右上に、歯車のようなアイコンが表示されているかと思います。
歯車のアイコンを選択すると、「表示間隔」「受信トレイを設定」「設定」「テーマ」など複数のボタンがありますので、ここでは「設定」ボタンを選択してメール設定画面に移動します。
メール設定画面で複数のタブがありますが、初期表示の「全般」タブの機能を見てみましょう。少し下にスクロールすると「送信取り消し: 取り消せる時間 ●●秒」という機能があります。
Gmailでメールの誤送信をしてから取り消しを行えるまでの時間が設定できる機能であり「5秒」「10秒」「20秒」「30秒」のうちいずれかを設定できます。5秒では短いと思ったら、最長の30秒で設定するのがいいかもしれません。
Gmailの取り消し機能の時間設定をしましたらスクロール最下段の「変更を保存」ボタンを選択しましょう。このボタンを押さないと変更は反映されませんのでお気を付けください。
「変更を保存」を選択したら設定完了です。これでGmailでメールの誤送信から取り消しできる時間が、変更した通りの時間となります。
前項の冒頭でも記載しましたが、現時点(2019年9月)のGmailでは送信取り消し機能はデフォルトで常時オンの仕組みになっています。オフにする使い方は現状できないかと思われます。
Gmailがいつからこのような仕組みとなったのかはわかりませんが、これによりGmailの設定が初期の状態でメールの誤送信をしても、Gmailの取り消し機能が設定されているので取り消しを行うことが可能となります。
常にオンになっていてもGmailの使い方としては不便さは全くといってないため、オフにできない仕組みでも気にする必要はないでしょう。
Gmailで取り消し機能の時間設定を変更したけど、本当に送信済みのメールを時間内に取り消しできるのか?また、使い方はどうすればいいのか?削除とはまた違うのか?
以上の問題を解決するには一度試してみるしかありません、早速実践してみましょう。
まずはGmail画面にてメールの作成画面を開きましょう。Gmail画面の左側にある「作成」ボタンを選択し、メール作成画面で宛名や件名、本文を入力して「送信」ボタンを選択します。
Gmailでメールの送信をすると、画面の左下に「メールを送信しました。 取り消し メッセージを表示 ×」と表示されます。表示時間は前項のGmail設定画面で変更した時間ですの、設定した時間を覚えておきましょう。
表示されている間に「取り消し」の部分を選択すれば、先程誤送信したGmailのメールを取り消すことができます。
「取り消し」を選択すると「送信を取り消しました。」というメッセージが表示され、更に誤送信したメールの作成画面が表示される仕組みとなります。送信を取り消したので、誤送信をする前の状態ですね。削除はされていません。
ここで宛先や件名、内容が間違っていたら訂正し、今度は誤送信のないように送信すれば一安心です。もしもまた内容や宛先が間違っていたことに気付いてもメールの取り消し機能が働きますので落ち着いてもう一度取り消しましょう。
ちなみに、誤送信したメールの取り消し時間が過ぎた場合は、下記のような表示となります。
この表示になってしまった場合は送信済み扱いとなり先方に届いてしまったため、誤送信したメールの取り消しを行うことはできません。Gmailの誤送信を取り消したい場合は、必ず設定した時間内に表示されている「取り消し」を選択しましょう。そうでないと送信済みになってしまいますので。
以上がPC版でのGmailの送信取り消し機能の使い方となります。間違って送信してしまったときに大変助かる機能ですので、Gmailを使用するのであればぜひとも使い方を覚えて活用してみましょう。
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