2019年04月04日更新
Gmailの送信取り消し機能の使い方!間違って送信したメールを取り消そう
Gmailを使用する際、メールの誤送信をしてしまった!取り消したい!なんてことがありがち。しかしGmailでは間違って送信してしまったときのために、送信取り消し機能という便利な設定方法があります。当記事ではその仕組みと使い方について説明していきます。
目次
Gmailの送信取り消し機能の使い方
よくメール関連で起こるトラブルといえばやはり「誤送信」でしょうか。間違って違う相手に送信してしまったり、送る内容を間違ってしまったりと冷や汗をかくようなことが結構あるかと思います。
送信済みのメールを削除しても送信済みである以上取り返しはつかないので、送信済みのメールは先方に届いていることでしょう。もしも先方に怒られるような内容だったりすると思うと気が休まりません。
しかし、なんとGmailでは間違って送信したメールや誤送信してしまったメールの取り消しができる「送信取り消し機能」という、大変便利な設定機能がGmailには存在します。
Gmailの送信取り消し機能とはどんな仕組みなのかというと、例えばGmailでメールを送信した場合、一定時間は送信したメールの取り消しをすることが可能です。一定時間の間に取り消しをすれば送信したメールは未送信扱いになるので、もしも送信先や内容が間違っていた場合、削除や編集をすることができるという仕組みになっています。
それではどうすればGmailで送信取り消し機能の設定が行えるか、また使い方はどうすればいいのかを下記にて説明します。PC版のGmail、スマートフォン版のGmailどちらでも送信取り消し機能は設定できます。
メール設定を表示
※現在(2018年9月時点)のPC版Gmailでは、送信取り消し機能はデフォルトでオンの仕組みになっています。オフにすることはできないようですが、間違って送信したメールの取り消し時間を選べる仕組みがありますので、本項ではそちらの使い方について説明します。
まずはパソコンのブラウザからGmailにログインしましょう。Gmail画面の右上に、歯車のようなアイコンが表示されているかと思います。
歯車のアイコンを選択すると、「表示間隔」「受信トレイを設定」「設定」「テーマ」など複数のボタンがありますので、ここでは「設定」ボタンを選択してメール設定画面に移動します。
メール設定画面で複数のタブがありますが、初期表示の「全般」タブの機能を見てみましょう。少し下にスクロールすると「送信取り消し: 取り消せる時間 ●●秒」という機能があります。
Gmailでメールの誤送信をしてから取り消しを行えるまでの時間が設定できる機能であり「5秒」「10秒」「20秒」「30秒」のうちいずれかを設定できます。5秒では短いと思ったら、最長の30秒で設定するのがいいかもしれません。
Gmailの取り消し機能の時間設定をしましたらスクロール最下段の「変更を保存」ボタンを選択しましょう。このボタンを押さないと変更は反映されませんのでお気を付けください。
「変更を保存」を選択したら設定完了です。これでGmailでメールの誤送信から取り消しできる時間が、変更した通りの時間となります。
送信取り消しを有効化
前項の冒頭でも記載しましたが、現時点(2019年9月)のGmailでは送信取り消し機能はデフォルトで常時オンの仕組みになっています。オフにする使い方は現状できないかと思われます。
Gmailがいつからこのような仕組みとなったのかはわかりませんが、これによりGmailの設定が初期の状態でメールの誤送信をしても、Gmailの取り消し機能が設定されているので取り消しを行うことが可能となります。
常にオンになっていてもGmailの使い方としては不便さは全くといってないため、オフにできない仕組みでも気にする必要はないでしょう。
送信を取り消す
Gmailで取り消し機能の時間設定を変更したけど、本当に送信済みのメールを時間内に取り消しできるのか?また、使い方はどうすればいいのか?削除とはまた違うのか?
以上の問題を解決するには一度試してみるしかありません、早速実践してみましょう。
まずはGmail画面にてメールの作成画面を開きましょう。Gmail画面の左側にある「作成」ボタンを選択し、メール作成画面で宛名や件名、本文を入力して「送信」ボタンを選択します。
Gmailでメールの送信をすると、画面の左下に「メールを送信しました。 取り消し メッセージを表示 ×」と表示されます。表示時間は前項のGmail設定画面で変更した時間ですの、設定した時間を覚えておきましょう。
表示されている間に「取り消し」の部分を選択すれば、先程誤送信したGmailのメールを取り消すことができます。
「取り消し」を選択すると「送信を取り消しました。」というメッセージが表示され、更に誤送信したメールの作成画面が表示される仕組みとなります。送信を取り消したので、誤送信をする前の状態ですね。削除はされていません。
ここで宛先や件名、内容が間違っていたら訂正し、今度は誤送信のないように送信すれば一安心です。もしもまた内容や宛先が間違っていたことに気付いてもメールの取り消し機能が働きますので落ち着いてもう一度取り消しましょう。
ちなみに、誤送信したメールの取り消し時間が過ぎた場合は、下記のような表示となります。
この表示になってしまった場合は送信済み扱いとなり先方に届いてしまったため、誤送信したメールの取り消しを行うことはできません。Gmailの誤送信を取り消したい場合は、必ず設定した時間内に表示されている「取り消し」を選択しましょう。そうでないと送信済みになってしまいますので。
以上がPC版でのGmailの送信取り消し機能の使い方となります。間違って送信してしまったときに大変助かる機能ですので、Gmailを使用するのであればぜひとも使い方を覚えて活用してみましょう。
スマホ:Gmailの送信取り消し機能
続いてはスマートフォン版のGmailアプリで、送信取り消し機能の使い方についてです。まずGmailアプリを使用するにはAppStoreからGmailアプリのインストールが必要となります。
使い方に関してはほとんどPC版のGmailと同じ仕組みですが、PC版Gmailと若干仕組みが異なりますので注意しましょう。
メール設定を表示
スマートフォン版でのGmailアプリでは、メール設定画面で送信取り消し機能の設定をする必要はありません。こちらもデフォルトで送信取り消し機能がオンになっていますので、Gmailアプリインストール直後でも安心して使用することができます。
送信取り消しを有効化
前項と同じ内容となりますが、送信取り消し機能は既に有効化されており、無効化することができない仕組みとなっています。常に有効化されていることによる弊害はほとんどないため、特に困るようなものではないかと思います。
ただ注意したいのが、Gmailアプリ版では取り消し機能の時間設定を変えることはできないため、常に5秒間となります。PC版Gmailで時間設定を10秒にしたとしても、スマートフォン版のGmailアプリでは同じアカウントでも常に5秒となりますので気を付けましょう。5秒を過ぎると送信済みになります。
Gmailアプリ版で間違って送信してしまったとき、PC版では10秒だったから安心……と思ったら5秒で取り消しボタンが消えてしまい送信済みになってしまった……なんてことも起こる可能性も少なからずあるでしょう。そうした場合、仮にメールを削除しても送信済みですので意味がありません。
送信を取り消す
それでは実際にスマートフォン版のGmailアプリで送信取り消し機能を使用してみましょう。Gmailアプリを開き、メール作成画面へと移ります。
任意の宛先、件名、本文を入力し、送信ボタンをタップします。
送信ボタンをタップすると、画面の下に「送信しました 元に戻す」というメッセージが表示されます。もしも間違ってメール送信してしまった場合は、このメッセージが表示されてから5秒以内に「元に戻す」の部分を選択しましょう。
「元に戻す」選択すると送信済み扱いにはならず、送信する直前の画面に戻ります。以上が送信取り消し機能の使い方となります。送信取り消し後はその作成中のメールをいったん削除してもいいですし、宛名や本文を訂正してもいいでしょう。
ただし前項でも触れましたが、「元に戻す」のメッセージが表示されている時間はGmailアプリでは5秒固定となっています。5秒を超えると送信済み扱いとなり、そのメールを削除しようが先方に届いてしまうのでお気を付けください。
大事なメールをGmailで送信する際は、極力間違えのないように送信する前に何度も確認するのが一番かと思われます。
Gmailの送信取り消し以外に使える裏技
ここまではGmailの送信取り消し機能に関することについて説明してきましたが、送信取り消し機能以外にも便利な機能がたくさん存在します。
いくつかの便利機能を紹介しますので、ぜひとも活用してみてください。
返信定型文
返信定型文(テンプレート)とは、よくメールで使う文章をあらかじめ保存しておいて、メール作成の際に保存した返信定型文をいつでも使用することができる機能です。
設定方法はGmailブラウザを開き、歯車アイコン>「設定」画面から「詳細設定」タブを選択しましょう。
「詳細設定」タブ内に「返信定型文(テンプレート)」という項目がありますので、「有効にする」に変更しましょう。これでメール作成時に返信定型文を作成、保存、使用することができます。
「返信定型文」の作成はGmailのメール作成画面から行います。まずは保存したい文章を本文に入力します。
ゴミ箱アイコンの隣にある縦の3つの点から「返信定型文」を選択しましょう。すると「返信定型文を作成」の項目がありますので選択し、任意の作成名を入力します。
そうすると先程入力した本文が保存されます。この本文を使用したいときは同じように「返信定型文」を開き、挿入を押すことでいつでも貼り付けることが可能となります。
保存した返信定型文を削除したいときは、同じ場所に削除の項目があるのでそこで削除しましょう。
常に全員に返信する
Gmailでは自分以外の人達にも一斉送信されたメールに対して、送信者と受信者含めて全員に返信することができる機能があります。
こちらも歯車アイコンから設定画面を開き、「全般」タブ内にある「返信時のデフォルトの動作」の項目で「全員に返信」を選択すれば行うことができます。
クイックリンク
Gmail内でよく見るページを保存し、他のページを表示していてもすぐに保存したページを表示させることができる「クイックリンク」という機能がありました。
ブラウザでいうお気に入り機能のようなものですが、残念ながら現在(2018年9月時点)ではクイックリンクの機能は削除されてしまったようです。
Apps検索
Gmail画面の検索バーにて検索を行うと、実はメール内の検索内容だけでなくGoogleドキュメントやGoogleサイトの検索内容も表示してくれます。
ちょっとした検索をするときには便利かもしれません。
カスタムキーボードショートカット
エクセルやワードにもあるようなキーボードショートカットというものがGmailにも存在し、Gmail内での各操作に対するキーボードショートカットを自分のお好みでカスタマイズすることが可能です。
まずは歯車アイコンの設定から「詳細設定」タブに進み、「カスタムキーボードショートカット」の項目を有効にしましょう。
有効にしてから設定を保存し、再び設定画面を表示すると「キーボードショートカット」というタブが新たに追加されています。
「キーボードショートカット」タブ内からGmailの作成やGmailの削除、[送信済みメール」を開くなど、Gmailにおいての各操作のキーボードショートカットを設定することができるようになりました。
これでより、Gmailの操作が行いやすくなるのではないでしょうか。