無料で使えるNumbersはとても便利なアプリケーションです。しかしExcelユーザーの人にはNumbersのファイルを開くことは出来ません。その場合には変換機能を使用します。NumbersファイルをExcelに変換する方法をまとめました。
Macや、iPadなどのApple社のデバイスを使用している人には、とても便利なNumbersです。
このNumbersで作成した表やグラフを混在させて作成した書類を、Excelで使用するためにExcelで作り直し、なんて言われたら時間ばかりかかって仕事が進まないことになります。
もちろんNumbersで作成された書類を、そのままExcelなど他の表計算ソフトにて使用することはできません。使用するためには、変換する必要があります。
この変換機能である「書き出し」をマスターすると、Excelのみならず、CSVファイルにて様々なアプリケーションと互換性を持つことができます。
Numbersは、MacOSにてのみ提供されているアプリケーションです。このためNumbersで作成したファイルは、拡張子が「.numbers」にて保存がされます。この拡張子により、どのアプリケーションで作られた書類であるのかをOSは判断します。
Microsoft Officeの表計算ソフトであるExcelでは、拡張子が「.xls」もしくは「.xlsx」が用いられます。
「.xls」・・・ Microsoft Officeのバージョンが、Excle 1997〜2004の間のバージョンと互換性のある形式です。
「.xlsx」・・・ 2007、2010バージョンと互換性のある形式です。
では、この拡張子を確認する方法です。
ファイルアイコンを選択し、マウス右クリックにて選択メニューを表示します。
表示されたメニューより「情報を見る」を選択します。
表示されたファイルの情報の中に、「名前と拡張子」欄があります。
ここで拡張子が「.numbers」であることを確認できます。
これら拡張子の違いは、内部的な保存形式の違いを示しています。これらの違いによりExcleとNumbersにて同じファイルを使用することが出来ない、互換性が無いファイルと言えるのです。
Microsoft ExcelなどのMicrosoft Officeは、WindowsOS版、MacOS版が存在しますが、NumbersのiWorkにはWindowsOS版が存在しません。
そのため、MacOS以外と互換性がないと言われますが、今回説明する変換テクニックをマスターすることで、互換性を持つことができます。
Numbersでこだわって作った書類を、Excelユーザーに「送っておいて」と気楽に言われたりします。しかし先の説明の通り、NumbersとExcelではファイルに互換性が無いのです。
その為、Excelでは使えないファイルを送ってしまう。なんてミスもあります。もちろんExcelで改めて作り直す必要もありません。
Numbersにも互換性を高める機能が準備されています。Excelで使用できる書類へ変換する方法を行うことで、作り直しをすることはなくなります。
ではそのExcelで使用できるファイル形式に書き出す方法を、以下にて確認しましょう。
Numbersで作成された書類である、ファイルを開きます。
サンプルとして表とグラフのある書類を用いて、書き出し方法を説明いたします。
[ファイル]メニューから、[書き出す]を選択します。
[書き出す]メニューにマウスをドロップすると書き出す対象を選択するメニューが表示されます。[Excel...]を選択します。
スプレッドシートを書き出すための、選択画面が表示されます。
Excelのバージョンにより、フォーマットを選択し[次へ]ボタンをクリックします。
ファイル名を指定し、[書き出す]ボタンをクリックします。
Excelとして指定したフォーマットへ、ファイル形式の変換が行われます。
そのままの状態で処理完了を待ちます。
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