マイクロソフトはWindows 10プレビュー版20H1「Build 18875」をリリースしました。Windows 10プレビュー版は新しく日本語IME)を採用しました。、日本語IMEの導入によるWindows 10プレビュー版を紹介していきましょう。
米マイクロソフトは現地時間で2019年4月10日、Windows 10の大型アップデートとなる20H1の「Build 【ビルド)18875」をFast ringで公開しました。
現時点ではWindows 10の【October 2018 Update】の次の19H1(May 2019 Update)がRelease Preview ringとなりました。
今回のWindows 10の20H1「Build (ビルド)18875」発表は、本来<19H2>が抜けた形となっている中でのアップデートとなるWindows 10の20H1「Build (ビルド)18875」がFast ringとしてリリースされたということになります。
なお、プレビュー版<20H1>はすでにSkip Aheadとして提供を始めており、今回のプレビュー版「Build (ビルド)18875」はFast ringとSkip Aheadの両方に適用されることとなります。
また、米マイクロソフトは、本来であれば、Windows 10の次々期のアップデートリリースとなる予定の「19H2」については、今度リリースされないわけではないとしています。
今春以降に様々な機能テストを行ったうえでのリリースを行う予定になっていることを公表しています。
なお、このWindows 10アップデート「19H2」についてはSlow ringでリリースされるのではないかと想定されています。
それでは、Windows 10<Build (ビルド)18875>プレビュー版の新機能について確認しておきましょう。
Windows 10のプレビュー版<Build (ビルド)18875>の新機能には、日本語IMEが新しくなったことが挙げられます。
「Windows 10 20H1」Build 18875では、以前テストされていた新しい日本語入力システム(IME)が再び有効化されリリースとなりました。
今回の新しい日本語IME機能はWindows 10のセキュリティモデルに沿って設計がされていて、安全性と安定性が向上しています。
また、日本語IMEの候補ウィンドウや設定などのユーザーインタフェイスもアップデートされました。このアップデートにおり従来機能よりも大変使いやすくなりました。
マイクロソフトは、Windows 10日本語IME機能が利用可能になったことによりゲームとの互換性や安全性・安定性などの向上を図ることができたとしています。
Windows 10は、これまで設定画面がダイアログスタイルでしたが、今回のアップデートにより[設定]アプリに統合を行いました。
Windows 10のカスタマイズ性も向上しており、[Ctrl]+[Space]キーや[変換][無変換]キーにIMEのON/OFFを割り当てられるようになるなど、各機能が使いやすくなっています。
Microsoftは、Windows 10の日本語IME利用者に対して、今後のアップデートの参考データ収集のため今回の日本語IME機能について、IME機能の評価を行なってほしいとお願いをしています。
なお、日本語で実施されたIMEのモダン化について、同じように中国語のIMEにも活かされているようで、【Build(ビルド) 18875】では新しい簡体字・繁体字IMEも利用できるようになっています。
なお【Build(ビルド) 18875】の注意点はRealtekのSDカードリーダーが正常に機能しない問題が依然報告されいる状態です。
マイクロソフトはアンチチートソフトを利用したゲームを起動するとバグチェック(GSOD)が発生する問題やサウンドカード“Creative Sound Blaster X-Fi”が正常に動作しない問題についてはゲームやドライバーのアップデートで改善する可能性があると発表しています。