Googleがアカウント保護には再設定用に電話番号の追加をするだけでも有効であるという調査結果を発表しました。Googleは再設定用電話番号の他にもアカウント保護のための高度な保護機能プログラムの提供開始も発表していますので、合わせてご紹介します。
Googleは2019年5月17日にサンフランシスコで行われたWEBに関する有識者会議の場で、長年調査していたアカウント保護に関する調査結果を発表しました。
この調査はインターネット上で行われるボットによる自動攻撃やフィッシング攻撃などから0アカウントを0保護するために有効な方法を調べるためのもので、今回の調査結果によってアカウント保護の方法がわかったと言われています。
今回はGoogleが発表したアカウント保護の方法やセキュリティキーを利用したGoogleの「高度な保護機能プログラム」についてご紹介します。
Googleのアカウントで行う再設定用の電話番号とは、アカウントへのログイン時にアカウントのパスワードが思い出せないときなどに使うものです。
再設定用のパスワードを登録しておけば、不審なログイン動作を感知すると再設定用の電話番号にSMSが送信されて攻撃からアカウントを保護してくれるでしょう。
セキュリティキーとは、アカウントへのログイン時に入力することでアカウントのロックを解除するものでGoogleのアカウント保護の際にもセキュリティキーがあるとよりアカウントの保護が安全にできると評判を上げています。
そして今回のGoogleのアカウント保護に関する調査結果には、セキュリティキーを利用することでインターネット上で行われるGoogleのアカウントへの攻撃を100%防げると記載されています。
Googleは実際に社員へセキュリティキーの導入を義務付けたところ、フィッシングなどの被害が0になってという報告もあがっているのでアカウント保護にセキュリティキーが重要であると立証されたことになります。
Googleは前述したアカウント保護に関する調査結果と合わせて「高度な保護機能プログラム」の運用も開始しました。
この「高度な保護機能プログラム」というサービスは、政治家やジャーナリストなどより強固なセキュリティが必要になる人向けに開発されたセキュリティサービスです。
Googleが提供する「高度な保護機能プログラム」を使えば、インターネット上で行われる攻撃にもおびえずに安心してデータを保存しておくことができるでしょう。
セキュリティキーがあることにより、例えパスワードが漏洩してしまってもセキュリティキーが攻撃やアカウントへの不正ログインを阻止してくれます。
電話番号の設定以上に厳重なセキュリティとなるため、セキュリティキーでの保護は非常におすすめです。
アカウントへの攻撃や情報の抜き取りはアプリから侵入することも多いです。そのため、Googleの「高度な保護機能プログラム」ではGmeilやGoogleドライブとの連携アプリを制限しています。
これにより、悪意のあるアプリを使って攻撃されることなどがなくなるのでより安全になるんです。
Googleの「高度な保護機能プログラム」はセキュリティキーの面で非常に厳重に守られるため、アカウントがロックアウトしたときは追加の確認作業に非常に手間がかかる設定になっています。
これはアカウントのセキュリティを上げるためにも大切で、たとえ本人だったとしても回復までに数日かかることもあるので注意して利用してください。
1 / 2
続きを読む