2019年05月22日更新
【Google】アカウント保護で電話番号の追加も有効と調査結果を公開
Googleがアカウント保護には再設定用に電話番号の追加をするだけでも有効であるという調査結果を発表しました。Googleは再設定用電話番号の他にもアカウント保護のための高度な保護機能プログラムの提供開始も発表していますので、合わせてご紹介します。
目次
Googleがアカウント保護に関する調査結果を発表
Googleは2019年5月17日にサンフランシスコで行われたWEBに関する有識者会議の場で、長年調査していたアカウント保護に関する調査結果を発表しました。
この調査はインターネット上で行われるボットによる自動攻撃やフィッシング攻撃などから0アカウントを0保護するために有効な方法を調べるためのもので、今回の調査結果によってアカウント保護の方法がわかったと言われています。
今回はGoogleが発表したアカウント保護の方法やセキュリティキーを利用したGoogleの「高度な保護機能プログラム」についてご紹介します。
再設定用の電話番号を追加するだけでもアカウント保護には有効
Googleのアカウントで行う再設定用の電話番号とは、アカウントへのログイン時にアカウントのパスワードが思い出せないときなどに使うものです。
再設定用のパスワードを登録しておけば、不審なログイン動作を感知すると再設定用の電話番号にSMSが送信されて攻撃からアカウントを保護してくれるでしょう。
セキュリティキーの利用も有効
セキュリティキーとは、アカウントへのログイン時に入力することでアカウントのロックを解除するものでGoogleのアカウント保護の際にもセキュリティキーがあるとよりアカウントの保護が安全にできると評判を上げています。
セキュリティキーの設定でアカウントへの攻撃を100%防げる
そして今回のGoogleのアカウント保護に関する調査結果には、セキュリティキーを利用することでインターネット上で行われるGoogleのアカウントへの攻撃を100%防げると記載されています。
Googleは実際に社員へセキュリティキーの導入を義務付けたところ、フィッシングなどの被害が0になってという報告もあがっているのでアカウント保護にセキュリティキーが重要であると立証されたことになります。
Googleがアカウント保護のために「高度な保護機能プログラム」の提供を開始
Googleは前述したアカウント保護に関する調査結果と合わせて「高度な保護機能プログラム」の運用も開始しました。
この「高度な保護機能プログラム」というサービスは、政治家やジャーナリストなどより強固なセキュリティが必要になる人向けに開発されたセキュリティサービスです。
Googleが提供する「高度な保護機能プログラム」を使えば、インターネット上で行われる攻撃にもおびえずに安心してデータを保存しておくことができるでしょう。
ログイン時にセキュリティキーが必須
セキュリティキーがあることにより、例えパスワードが漏洩してしまってもセキュリティキーが攻撃やアカウントへの不正ログインを阻止してくれます。
電話番号の設定以上に厳重なセキュリティとなるため、セキュリティキーでの保護は非常におすすめです。
Gmeil、Googleドライブとの連携アプリを制限
アカウントへの攻撃や情報の抜き取りはアプリから侵入することも多いです。そのため、Googleの「高度な保護機能プログラム」ではGmeilやGoogleドライブとの連携アプリを制限しています。
これにより、悪意のあるアプリを使って攻撃されることなどがなくなるのでより安全になるんです。
ロックアウト時のアカウント回復に追加の確認が必要
Googleの「高度な保護機能プログラム」はセキュリティキーの面で非常に厳重に守られるため、アカウントがロックアウトしたときは追加の確認作業に非常に手間がかかる設定になっています。
これはアカウントのセキュリティを上げるためにも大切で、たとえ本人だったとしても回復までに数日かかることもあるので注意して利用してください。