今夏の配信を予定しているスマホ版「マリオカート ツアー」のテスト画像がリークされました。流出したスマホ版「マリオカート ツアー」のテスト画像によるとゲーム画面はスマホゲームに準じた縦画面で、片手でスマホを使うために操作は簡単となっています。
任天堂がDeNAと共同開発するスマホ版アプリ「マリオカート ツアー」は、2019年夏に配信予定となっています。
任天堂は2019年4月末から5月頭にかけての約2週間、「マリオカート ツアー」のクローズドベータテストの募集を行っていて、5月22日からテストプレイが開始していました。
そのAndroid端末を対象としているクローズドベータテストの参加者から、テスト版のゲーム画面写真がリークされインターネット上に流出しました。
「クローズドベータテスト」とあるように、テスト時のゲーム画面の動画・静止画等のインターネット・SNSへのアップロードは禁止されていたのですが、Fan Actuというメディアがテスト時のゲームプレイ映像をYouTube上で公開しています。
任天堂はゲームの画像を公開してなく、これまで基本プレイが無料の「Free to Start」タイプである点以外は秘密とされてきましたが、新たに数々の仕様の手がかりが報じられています。
スマホ版「マリオカート ツアー」の特徴はゲーム画面が一般的なスマホゲームに準じた縦画面で、グラフィックや音声、デザインでゲーム機用のマリオカートの特徴を生かしていると言えます。
基本操作は「スーパーマリオラン」風に片手かつ指1本での設定か、スマホ内蔵のジャイロセンサーにより「傾けてハンドル操作」もあります。それとは別に手動モードも用意されているとのことです。本編シリーズと同様にドリフトやアイテム使用も可能です。
難易度も「50cc、100cc、150cc、200cc」と4レベルがあり、コースは「スーパーマリオカート」「マリオカート64」「マリオカート ダブルダッシュ!!」「マリオカート7」などの歴代シリーズから収録されています。
基本無料のタイトルということで、気になるのはアプリ内購入(課金システム)でしょう。ゲーム画面から多種多様なキャラクターを使用できると思われますが、テストに参加した人によると、キャラクターをアンロックするにはゲーム内課金が必要と言います。
ドライバー(キャラクター)やカートおよびグライダーはガチャとされていて、キャラクターの中にはユニークなアイテムや固有のボーナスなどの特徴を持つ「レースで有利になるキャラクター」もいるとのことです。
さらにインターネットを通じて他の7人のプレーヤーと遊ぶことができます。任天堂のこれまでのゲームより競争性が中心となり、対戦が好きなユーザーは長く楽しめそうです。
ただ15分間で遊べる回数は限られていて、待つか料金を支払うかというシステムになっています。
今回のクローズドベータテストでは、事前の予告どおりアプリ内課金が不可とされ、テスターは何も購入できません。最終的にゲームが正式リリースされた際に、どのような課金システムとなるのかはまだ不明な点が多いです。
「スーパーマリオラン」のようにアプリ内購入1回で全要素が開放という課金システムと違ってガチャ要素を実装しているとすれば、ガチャシステムを賭博法違反としているベルギーでは配信できない可能性があります。
今回のAndroid版クローズドテストは、5月22日から6月5日まで実施されます。正式版ではガチャ要素が実際に採用されるのか、もしガチャが採用されるとしてゲームプレイにどの程度の影響を及ぼすのか、続報を待ちましょう。