PayPayは100億円あげちゃうキャンペーン第二弾におけるクレジットカード(クレカ)取り引きの不正発生率が大幅に改善されたと発表しました。本人認証など、PayPayがクレジットカード(クレカ)の不正発生率を改善させるために行った対策についてご紹介します。
PayPayはソフトバンクとヤフーが共同で運営するスマホ決済サービスで、2018年6月からサービスを開始しました。
同年12月には「100億円あげちゃうキャンペーン」を開始して注目されたのですが、その際のクレジットカード(クレカ)取り引きによる不正発生率が非常に高い数字だったことが問題視されたんです。
しかし、2019年2月からスタートした「100億円あげちゃうキャンペーン第二弾」ではクレジットカード(クレカ)取り引きによる不正発生率が大幅に改善されたことで話題になっています。
PayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」とは、スマホ決済サービスの普及を目的としてPayPayが始めたキャッシュバックサービスです。
その還元額が100億円に達するまで、利用金額の20%(最大5万円)を全員に、その中でも当選者には全額をキャッシュバックするというユーザーには非常に嬉しいキャンペーンでした。
しかし、PayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」のサービスを悪用したクレジットカード(クレカ)の不正発生率は0.996%というほぼ1%に近い数字であったことも注目されました。
クレジットカード(クレカ)取り引きによる不正発生率が約1%という数字はとても高いもので、これによりクレジットカードを不正に利用され被害を受けた人もたくさんあることになります。
これを受けて、PayPayは改善策を打ち出して2019年2月から「100億円あげちゃうキャンペーン第二弾」を開始しました。
「100億円あげちゃうキャンペーン」第一弾でのクレジットカード取り引きによる不正発生率を受けて、PayPayでは様々な改善策を導入しました。
その結果、第一弾では約1%もあったクレジットカード取り引きによる不正発生率が0.0004%という非常に少ない数字に改善されたんです。
これは100万件の取り引きのうち不正発生率が1件という数字ですから、PayPayは大幅な改善に成功したと言えるでしょう。この数字を受けて、PayPayのセキュリティを心配していたユーザーも安心して取り引きを行えるようになったと喜ばれています。
「100億円あげちゃうキャンペーン」第一弾から第二弾の間にPayPayは色々な対策を行ってクレジットカード取り引きによる不正発生率を大幅に改善させました。
ここでは実際にPayPayが行ったクレジットカード(クレカ)取り引きにおける対策についてご紹介します。
PayPayでクレジットカード(クレカ)を利用してショッピングする際、利用できる金額を30日間以内5万円までとする上限を設けました。
これによって、PayPayを使ったクレジットカード(クレカ)での買い物であまり大きな金額が購入できなくなります。
PayPayが行ったクレジットカード(クレカ)取引による不正対策の2つめが本人認証システム「3Dセキュア」です。
「3Dセキュア」とはクレジットカード(クレカ)を作る際に発行会社へ登録した番号を入力するシステムで、これを導入することでクレジットカード(クレカ)利用の本人認証セキュリティが大幅にアップしたと言われています。
「100億円あげちゃうキャンペーン」第一弾の際、PayPayではクレジットカード(クレカ)のセキュリティコードを何度でも入力できる仕様になっていました。
これを悪用され、セキュリティコードが解読されてPayPayで不正な支払いがされる場合が多かったんです。「100億円あげちゃうキャンペーン」第二弾ではセキュリティコードの入力回数に制限を設けました。
この効果は絶大で、回数制限があることでセキュリティコードが解読されなくなり、不正発生率の大幅な改善に活躍したと言われています。
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