マイクロソフトはTwitterとInstagramになぜか新たなOSである「Windows 1.0」について13秒の動画を投稿し宣伝しています。マイクロソフトが動画を投稿し「Windows 1.0」の宣伝を突如始めたことに多くの人は困惑しています。
マイクロソフトが「Windows」の新バージョンを発売するのは大きなニュースとなっていますが、同社は米国時間7月1日に「Windows 1.0」を発表するティーザー動画を突如公開し、それを見た多くの人が困惑しています。
マイクロソフトはWindowsのInstagramアカウントの投稿を全てきれいに削除した後、なぜか「Windows 1.0」を発表する動画を投稿しました。Twitterにも「Windows 1.0」の宣伝動画を投稿しています。この発表は人々を大いに困惑させています。
またマイクロソフトは各種SNSアカウント全てのアイコンをWindows 1.0のオリジナルロゴマークに切り替え、Twitterのヘッダー画像も差し替えられています。
公開された動画では、Windowsのオリジナルロゴマークが現在のものから次第に過去のバージョンへとさかのぼって表示され、初代となるWindowsが最後に表示されます。
そして投稿には「Introducing the all-new Windows 1.0, with MS-Dos Executive, Clock, and more!! 」の売り文句と「Windows 1.0」のオリジナルロゴが最後を締めくくっています。
この突然の「Windows 1.0」の宣伝に困惑し、もしかしてハッキングでは?との疑いもありましたが、それはWindowsのアカウントが自ら否定しています。
「Windows 1.0」といえば、マイクロソフトが1983年に発表し1985年11月20日に発売した、現在のWindowsの先祖です。当時はコンソール環境のMS-DOS上で動作していました。
当時主流のCPUだった80286のプロテクトモードに対応しなかったためメモリー使用量上限が640KBに制限されていて、当時のPCにとっては負荷が大きく緩慢だったことから、発表時の期待感とは裏腹に発売後の評価はよくありませんでした。
なぜマイクロソフトはこのタイミングで黒歴史とも捉えられがちな「Windows 1.0」を大々的に宣伝しだしたのでしょうか?
SNS界隈や一部メディアは、7月4日に配信が開始になるNetflixの人気ドラマ「ストレンジャー・シングス」のシーズン3の舞台が1985年なので、それとのタイアップではないか?と推測しています。
「Windows1.0」は1985年11月20日に発売されましたが、ドラマのシーズン3も1985年が舞台となっています。「Windows 1.0」の宣伝動画には、Windowsのオリジナルロゴと共に80年代を連想させる独特なグラフィクスと音楽が使われています。
マイクロソフトは後に「It's going to be totally tubular!(これは本当に最高のものになる!)」ともツイートしていますが、それが何を意味するのかを明かしていませんのでしばらく動向を伺ってみましょう。
この「Windows 1.0」のティーザー動画は話題を集めていて、Twitterでは42万回以上、Instagramでは26万回以上再生されています。