2019年06月18日更新
「GOG Galaxy 2.0」をマイクロソフトが公式サポート!機能の詳細も明らかに!
マイクロソフトはゲーム配信サービスGOG.comの新クライアント「GOG Galaxy 2.0」を公式サポートすることになりました。マイクロソフトが公式にサポートするGOG Galaxy 2.0では様々な他社サービスのゲームを1つのランチャー上で管理できます。
マイクロソフトが「GOG Galaxy 2.0」を公式サポート
ゲーム配信サービスGOG.comが5月に発表した新クライアント「GOG Galaxy 2.0」では他社サービスのゲームを含めた集約管理が可能とされていますが、マイクロソフトが「GOG Galaxy 2.0」を公式にサポートすることが明らかになりました。
海外メディア「PC Gamer」では、マイクロソフトの他にも「Steam」「Battle.net」「UPlay」「Origin」「Epic Games launcher」などを含めたランチャーを持つ企業とも協議を進めていると伝えられています。
「GOG Galaxy 2.0」は既に展開済みのゲーム配信サービスGOG.comのクライアント「GOG Galaxy」の機能を拡張するもので、PC/コンソール問わず対応サービス上の全てのゲームを自動インポートして管理できたり、実績なども一度に追跡できたりします。
フレンドについてもすべてのプラットフォームのものを一緒に扱え、クロスプラットフォームのチャットの搭載を行うようです。接続したプラットフォームについてはインストールの有無にかかわらず自動でゲームインポートが可能となっています。
接続部分についてはオープンソースでの実装がなされるとされ、収集データの透明性や公式以外による対応サービスの拡張性を確保した作りとなっています。「GOG Galaxy 2.0」は以下の公式サイトで「クローズドベータ版」抽選受付実施中です。
「GOG Galaxy 2.0」の様々な機能の詳細
マイクロソフトが「GOG Galaxy 2.0」を公式にサポートすることが明らかとなって、海外メディアPC Gamerでは他社サービスの配信ゲームを含めた集約管理以外のその他の機能の詳細についても説明しています。
「GOG Galaxy 2.0」ではライブラリ上でゲームをクリックすると、全てのプラットフォームで利用可能な統計情報の内訳が詳細に表示される仕組みとなっています。リーダーボードでは最多プレイや最多実績、最後のプレイなどのデータをソート表示できます。
さらにフレンドはプラットフォームに関係なくオンライン表示され、アクティビティフィードには全てのプラットフォームのフレンドの最近獲得した詳細な実績が表示されます。
プラグイン
Galaxy 2.0はオープンソースでユーザーがカスタムプラグインを作成可能としていて、理論上ではPS4/PCの公式ストリーミングアプリを経由しGalaxyから「God of War」を起動するプラグインも作成可能となっています。
プライベートベータ版ではDiscordのチャットメッセージを閲覧できるプラグインやiTunesのライブラリを取り込むプラグイン、Xboxアカウントに接続してコンソールゲームを起動し、それをMacにストリーミングするというプラグインも作られています。
プライバシー面
プライバシー面については、スパイをしないことはもちろん個人データを第三者と共有することは決してないとアピールしています。ワンクリックでGOG側のサーバーからインポートされたデータを削除することもできるようです。
また新クライアント「Galaxy 2.0」はユーザーが何をプレイしているのか、どれくらいプレイしているのか、どのアプリケーションを使用しているのかを詮索することはないとされています。
多くの国の法律を遵守しながら基準を守る方法を見つけるのは困難とされていますが、GOGはそれに取り組もうとしています。新クライアント「Galaxy 2.0」は多くのゲームランチャーがあふれるこの時代の救世主となるのではないでしょうか?