AppleはiPadOSを搭載する5つの未発表のiPadのモデル番号を、EECデータベースに登録したことが明らかになりました。通常リリース前にEECデータベースへの登録が義務づけられているため、未発表iPadの新型発売はまもなくだと予測されています。
Appleは現地時間7月10日、iPadOSを搭載する未発表のiPad(合計5つのモデル)を、ユーラシア経済連合(ECC)の製品情報データベースに登録したことが明らかになりました。インドのメディアMySmartPriceが発見し、報告しています。
EECとはロシア、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスタンの5カ国で構成されるユーラシア経済連合の執行機関です。
これらの地域で暗号化を使用するデバイスを販売する場合、リリース前にEECデータベースへの登録が義務づけられていて、基本的に登録から数か月で発売されるのが通例となっています。
ここ最近では、EECデータベースに6月に新型MacBookらしき製品番号が登録され、実際に先日新型MacBook Airと新型MacBook Proが登場するなど、極めて信頼性の高い情報源となっています。
新たなモデルの識別子はインドのメディアMySmartPriceが発見し、さらに米Apple関連情報サイトである「9to5Mac」がEECデータベースへのエントリーを確認した流れとなっていて注目が集まっています。
今回、EECデータベースへの登録が明らかになったモデル番号はA2197、A2228、A2068、A2198、およびA2230の5つです。
いずれも「Apple」の「タブレット・コンピューター」であり、システムソフトウェアとして「iPadOSソフトウェアバージョン13」を搭載していると記されています。
これらの未発表製品とは、噂の持ち上がっている「10.2インチ/10.5インチの新型iPad」である可能性があると予測されています。
ここ最近ではiPhone2018年モデルや、第5世代iPad miniおよび第3世代iPad AirもEECデータベースへのモデル番号登録から手がかりが見いだされ、それから2〜3ヶ月で正式発表しています。
そうした経緯もあり、これら新型iPadの発売も比較的近いものと予測されています。iPadシリーズのうち、Airもminiは今年に発売されたばかりです。消去法で行けば、iPad Proとエントリーモデルの第7世代iPadが候補に上がると言えるでしょう。
第7世代iPadは、2018年3月に登場した9.7インチのiPadの後継機種です。第7世代iPadは、画面サイズが従来の9.7インチから10.2インチになると噂されていて、先日も台湾の経済メディアが「7月から量産開始」との観測を報じたばかりです。
ただ一方で、新型iPad Proは年末から2020年初旬の登場と予測されていて、新型登場まではもう少し待つ必要がありそうです。
最近のAppleはよく分からないタイミングで新製品を投入することが多く、新型iPadが突然登場する可能性も十分考えられますね。
また、過去にもiPhoneやiPad関連で正確な情報を提供した実績のあるCoinX氏は今年3月Twitter上で、「iPad(10.2インチ)と”新”iPad(10.5インチ、iPad Proではない)の両方が発表されるだろう。ただし同時ではない」と投稿しています。
EECデータベースへに登録された5つの未発表モデルの番号が、第7世代iPadの5つのバリエーションを意味するのか、新型iPad Proの登場が近いのかはまだ分かりませんが、先日折りたたみiPadも準備中か?と報じられ今後iPadに注力する方針かもしれません。