Microsoftは次期「Microsoft Edge」に搭載される新機能「コレクション」をプレビュー公開しました。次期「Microsoft Edge」に搭載される「コレクション」とはサイドパネルに閲覧ページをスクラップできる便利な機能です。
Microsoftは米現地時間時間8月20日、次期「Microsoft Edge」ブラウザの最初のベータ版をリリースしたことを発表し「Microsoft Edge」に搭載される「コレクション(Collection)」をプレビュー公開しました。
この機能は「Build 2019」の基調講演で最初にデモされたもので、サイドパネルに閲覧ページをスクラップして「Excel」などへエクスポートできます。
また数カ月後のメインストリームを対象としたリリースに向けて、バグの除去に手を貸してくれる人を募集しています。
この次期「Microsoft Edge」は、Googleのオープンソースのブラウザー開発プロジェクト「Chromium」をベースに構築されています。「Microsoft Edge」のベータ版は、「Windows 7」「Windows 10」「MacOS」で利用可能となっています。
「コレクション」機能は現在比較的粗削りなビルドであるCanary版の「Microsoft Edge」で利用可能です。以下にあるリンクの「Microsoft Edge Insider」のサイトからダウンロードしましょう。
早期プレビューと位置付けられているため初期状態では無効化されていて、実験的なフラグを有効化して「Microsoft Edge」を再起動すると利用できるようになります。
Windowsなどを担当するコーポレートバイスプレジデントのJoe Belfiore氏は、次期「Microsoft Edge」について、これまでに100万を超えるプレビュービルドのダウンロードがあったと述べています。
さらにMicrosoftでは、企業に新たな「Microsoft Edge」を試用してもらうための取り組みにも力を入れているようです。
「Microsoft Edge」の新たな「Collection」機能を用いることで、ユーザーはブラウザーの多くのタブをまたがって存在するテキストやリンクなどの情報を一元管理できるようになります。
「コレクション」は用途や目的に応じて複数作成でき、例えばショッピングの際には「欲しいものリスト」や「プレゼント候補」を管理したり、旅行で宿泊先や訪問先を比較検討したり、Webの資料を整理して授業計画やレポートを作成するのに役立つでしょう。
実際にWebページを「コレクション」に追加する方法は3つあり、1つ目は「コレクション」パネルにある「+ 現在のページを追加」リンクを利用する方法です。
2つ目は閲覧ページでコンテンツを選択して、「コレクション」パネルへドラッグ&ドロップする方法。そして最後は選択コンテンツの右クリックメニューを利用する方法で、これは追加先の「コレクション」を選べるので便利です。
「コレクション」にコンテンツが追加されると「Microsoft Edge」はコンテンツを認識し、ページタイトルやWebサイトのドメイン、代表イメージなどとともに見やすいカード形式で表示されます。
一部のショッピングページでは、価格などの情報も掲載されると言います。 さらに「コレクション」にはメモを追加したり、追加したカードを削除することが可能です。
複数のカードを選択して削除したり、クリップボードへコピーしたり、オンライン版の「Word」や「Excel」へエクスポートすることもでできます。