Android向け「Apple Music」アプリのベータ版で、Chromecastへのストリーミング再生に対応しました。Androidで「Apple Music」サービスが開始されて約4年経過し、ようやくChromecastでの再生に対応します。
Android向け「Apple Music」アプリのベータ版で、Google Chromecastへのストリーミング再生に対応しました。世界10万以上のラジオステーションを無料で聴くことができるようになっています。
これによって、Chromecast対応デバイスへ音楽をストリーミングすることが可能となっていて、Chromecast対応デバイスが同じWi-Fiネットワーク内にある場合、キャストアイコンがアプリの右上に表示されるようになっています。
さらにChromecastビルトインデバイスやGoogle Home、そのほかのGoogleアシスタント対応スピーカーで利用できます。
Apple Musicは元々Apple製品以外では利用できませんでしたが、2018年12月にAmazonのスマートスピーカー「Echoデバイス」に対応しました。その後Fire TVにも対応していて、2019年2月にはGoogle Homeに対応するとの噂も出ていました。
今回のChromecast対応は、あくまでもスマートフォンなどからのキャストのみとなっています。Google HomeやGoogleアシスタントのデフォルト音楽オプションに設定できるわけではありません。
スマートフォンを使っての曲送りなどの操作は可能ですが、音声コマンドでの操作や検索も行えません。しかしAppleの方針がサービス重視に移行してきていることを考えると、Googleアシスタントのデフォルトオプションに追加される可能性も考えられます。
なおAndroid向け「Apple Music」ベータ版アプリではChromecast対応のほかに、iHeartRadio、Radio.com、TuneInなどから供給された100,000以上のラジオ放送も聞けるようになっています。
特に一覧メニューがあるわけではなく、ステーション名、あるいは周波数で検索すると見つけられます。ベータ版に問題がなければ、「Apple Music」のAndroid向け公式アプリの次期アップデートで、これらの機能は正式に利用可能になるものと予想されます。
好調なユーザー数の増加が報じられている「Apple Music」ですが、その購読者数はまだSpofifyやPandoraに及んでいません。
Apple Musicの購読者数は5600万人ですが、Spofityの購読者数は有料ユーザーが8700万人、無料ユーザーが1億900万人にも達しています。
Apple Musicは元々Apple製品以外では利用できませんでしたが、2018年にはAmazonのスマートスピーカー「Echoデバイス」がApple Musicの再生に対応し、会社の垣根を超えて利用可能となりました。
さらにAmazonのFire TV(あるいはFire TV Stick)でも、スマートスピーカーEchoシリーズに続き「Apple Music」の視聴が可能になりました。
Fire TVではすでにSpofity、Amazon Music、iHeartRadioなどといった音楽ストリーミングサービスの視聴が可能です。「Apple Music」がそのリストに加わったことは、Appleデバイスを併用し、Apple Musicに慣れ親しんでいる人には有難い対応です。
それぞれ独自のサービスやデバイスを提供する各社が連携し合うことで、顧客が所有する機器や契約したサブスクリプションなどの使いやすさも向上し、いい事ずくめと言えるでしょう。