MicrosoftはiOS/Android版のOutlookアプリとOffice.comに「ダークモード」追加しました。OutlookアプリとOffice.comに追加された「ダークモード」は暗い飛行機などホワイトモードが適してない場所に対応したデザインです。
Microsoftは米現地時間8月28日、iOS版およびAndroid版の「Outlook」アプリで「ダークモード」の展開を開始したことを発表しました。「Office.com」でもダークモードが利用できるようになります。
黒を基調とした「ダークモード」は、暗い飛行機や夜のベッドなどデフォルトのホワイトモードでは画面が明る過ぎるケースに適した、目に優しいデザインとなっています。
また黒よりも白の出力で電力を消費するモニターの場合、バッテリー持続時間を延ばすのにも役立つ仕組みとなっています。
iOS版およびAndroid版の「Outlook」アプリでダークモードに切り替えるには、アプリの[≡]から歯車アイコンで表示されるメニューで切り替え可能です。
Microsoftのデザインチームによると、一連の「ダークモード」は単純に暗くしただけではなく、以前よりもさらに生産性が高まるように、細かいところまでデザインおよび設計されています。
本物の黒のカラーパレットはOLEDスクリーンの機能を最大限に活用しているため、昼夜を問わず目を休め、バッテリー寿命を心配することなく作業可能になりました。
モバイルアプリへの「ダークモード」展開は今後も拡大される予定となっています。
今後「Word」「Excel」「OneNote」「PowerPoint」「SharePoint」「OneDrive」「Planner」「Microsoft To-Do」への導入が決定しています。
またWeb版の「Planner」や「OneDrive」でも間もなく追加される予定となっています。
Microsoftは、デスクトップ版「Office 2010」からダークなテーマを導入していて、段階的に製品への導入を進めてきました。そしてとうとうモバイルとWeb版「Microsoft Office」にも「ダークモード」の追加が開始されます。
2019年6月には、Windows デスクトップ向け「Microsoft Outlook」にメッセージの作成・閲覧画面を「ダークモード」化する機能をテスト導入したことを明らかにし、「Office Insider」で配信されている「バージョン 1907」でテスト導入されました。
さらに7月3日には、タスク管理アプリ「Microsoft To-Do」のWindows 10向け最新版v1.34を公開し、ダークモードに対応開始しました。
「設定」画面から「淡色テーマ」「濃色テーマ」「Windowsテーマ」の3つから好みのテーマを選択できるようになり、Windows 10以外にもiOS/Androidに対応しています。
現在それぞれのアプリストアから無償でダウンロード可能で、アプリが提供されていない環境でもWebブラウザからサービス利用できるようになっています。