LINEは日本で有名なコミュニケーションツールです。そのLINEでは金目的でLINEアカウントの乗っ取りという犯罪をはたらく人がいます。ここでは自分の個人情報を守るためにLINEアカウントの乗っ取りの手口から対策・予防までを紹介していきます。
LINEというのは人とのコミュニケーションを物理的に遠い距離でも可能にするSNSサービスの一つです。
今、日本国内ではスマホを持っている人ならほぼ全員、持っていない人でもパソコンやガラケーなどでLINEアプリをインストール・ダウンロードして友達とのコミュニケーションを物理的距離に関係なくとっています。
LINEが普及する前はメールなどが物理的距離に関係なくコミュニケーションをとれるツールとしてたくさんの人に使われていました。メールがメインのコミュニケーションツールだった時代から利用者をの頭を悩ませているものがあります。
それは詐欺メールやなりすましメールなどを送り付け、正当ではない方法で人からお金を搾取する悪質なネット犯罪者の存在です。手口はネット犯罪者の数だけ多く存在し、ありとあらゆる方法で人を騙して、お金を盗むことが目的なのがほとんどです。
メールがコミュニケーションツールの主流だった時代が終わった今でもネット犯罪者はSNSを利用して同じような手口・方法で人を騙して、お金を搾取しています。
その方法の一つとしてLINEアカウントを乗っ取りを目的としているものが増えています。ここではLINEアカウントを乗っ取りのためのあらゆる方法と手口と目的を紹介します。
フィッシング詐欺とは社会的に信用されている金融機関た企業などになりすまし、メールを送り電話番号などの個人情報を盗み取る手法の詐欺です。
LINEアカウントの乗っ取りで使われているフィッシング詐欺は自分が登録したメールアドレスにLINEコーポレーションになりすまし、別ページにいこうするURLと共にURLに飛びパスワードの再設定をするよう促す、それらしい文が送られてきます。
URL先はほとんどLINEのログイン画面と変わりないページでそこに電話番号やパスワードを含んだLINEアカウントにログインできる情報を記入するようになっています。
ここにパスワードなどの情報を入力すると見事に自分のLINEアカウントが乗っ取られてしまいます。
LINE友達になりすまし自分にメッセージを送り陥れようとする手法の犯罪があります。これの前提としては自分がLINE友達に追加しているLINEアカウントが既に犯罪者の乗っ取りにあっているという条件が成り立たないと起きません。
他にもLINEアカウントのID検索でヒットしたLINEアカウントを友達申請をし、LINE友達になってから悪行を働く手口もあります。
この方法ではアカウントの乗っ取り被害だけでなく、お使いと称してネット上で使えるマネーを買わせるよう促したり、指定の口座にお金を振り込ませたりしてお金を搾取するなどの被害に遭います。
次に紹介するLINEアカウントの乗っ取りの手口はLINEビジネスによる詐欺です。
よくメールや怪しげなサイトで「副業で○○万円稼ぐ」などと言った見出しのものを見たことがあると思います。このような見出しのものは大体ビジネス詐欺によく使われています。
LINEでも、こういった手口のビジネス詐欺が存在します。どことなくまったく知らないLINEアカウントから友達申請が来て、申請を許可するとすぐにトーク画面に「副業で○○万円稼げます!」のような文とともに、会員登録用URLなどが添付されています。
URLをタップするとLINEアカウントを乗っ取るための電話番号やパスワードを記入させるページに表示され、まずは個人情報が盗まれまず。次に会員費用といってとんでもない金額を振り込まされます。
すべて詐欺なので架空のビジネスです。振り込んだが最後、連絡が一切取れなくなり、結果、ただ個人情報とお金を盗まれるという被害を受けただけになるという手口の犯罪です。
リスト型攻撃とは別名パスワードリスト型攻撃とも言われており、アカウントに不正ログインを試みる方法の一つです。
あらかじめ他のサービスからLINEのアカウント情報のリストを不正入手します。そのリストのLINEアカウントにかたっぱしから不正ログインしていくという乗っ取り手口です。
ブルートフォース攻撃とはパスワードを解読しLINEアカウントを乗っ取る手口です。
あらかじめにLINEで考えられるパスワードの文字列のパターンをすべて自動で入力されるプログラムが準備されておりそのプログラムを動かすことですべてのパターンのパスワードを一つずつ自動で入力されていくという仕組みになっています。
LINE乗っ取りの際必要なのがパスワードです。なぜならパスワードがなければメールアドレスがあってもLINEアカウントにログインできず乗っ取りができないからです。
そのため、ネット犯罪者はありとあらゆる方法で人からパスワードを直接聞き出してたり、自動検出プログラムで善パターンを入力したりして盗みます。
電話番号はLINEアカウントのセキュリティ面で最も重要視されています。なぜなら、LINEアカウントでログインするとき本人確認のために電話番号にPINコードというものが届きます。
PINコードの形は様々でSMSメッセージなどでその電話番号にPINコードが届きます。PINコードを入力しない限りLINEアカウントへのログインはできません。
そのため電話番号はLINEアカウントのセキュリティ面で最も重要な個人情報なのです。
LINEアカウントの乗っ取りは手間がかかり難しいため、難しいことを成し遂げたという達成感による気持ちよさがたまらなく、その達成感目的でやる快楽主義の人もいると思いますが、ほとんどの犯罪者は金を目的としたLINEアカウントの乗っ取りがほとんどです。
このようなLINEアカウントの乗っ取りをした際の金の出どころは二つです。
一つ目は乗っ取ったLINEアカウントを友達追加しているLINE友だちに振り込みやiTunesカードやGooglePlayカードなどのネットマネーの購入を代わりにしてほしいなどのメッセージを送りお遣いを頼みお金を入手する方法です。
ネットマネーカードは買ったらその裏に認証コードがあります。それを入力すると購入した分の金額がネット上に入ります。その認証コードはLINEのトーク上のやり取りで求めてきます。
メッセージの中に「貸してほしい」と書かれていてもそれは本人が頼んでいないのでもちろん買った分振り込んだ分は帰ってきません。
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