Fossilのスマートウォッチ「Gen 5」がソフトウェア・アップデートによりiPhoneからの通話可能になりました。Fossilのスマートウォッチ「Gen 5」にて、iPhoneを利用した通話機能を追加された内容についてご紹介します。
時計やファッション・アクセサリーを販売提供行っている米Fossilが、Fossil社の最新Wear OS搭載スマートウォッチ「Gen 5」を、ソフトウェア・アップデートを行いました。
Fossil社の最新Wear OS搭載スマートウォッチ「Gen 5」のソフトウェア・アップデートしたことで、AppleのiPhoneと接続して通話できるようになったことが発表されました。
第5世代スマートウォッチ「Gen 5」では、プロセッサーに「Snapdragon Wear 3100」を採用しており、ストレージは従来の4GBから8GBへ倍増しています。
心拍計、GPS、NFCに加え、新たにスピーカーを搭載。さらに、4種類のスマートバッテリーモード、急速充電機能が搭載されています。
米Fossilは第5世代スマートウォッチ「Gen 5」にて、ソフトウエア・アップデートを行い、iPhoneを利用した通話機能を追加しました。
Wear OS搭載スマートウォッチによる携帯電話を通じた通話機能については、Androidスマートフォンでは、リリース時より可能となっていました。
Wear OS搭載のスマートウォッチでは、かなり以前からiPhoneと接続してスケジュールなどのデータが共有可能でした。従来の、Wear OS搭載のスマートウォッチでは、電話の着信は知らせるものの、スマートウォッチで通話することはできませんでした。
今回のアップデートにより追加となった、iPhoneとの連携による通話機能は、Wear OS搭載スマートウォッチとしては初のものとなります。
また今回のアップデートにより、Androidスマートフォンと接続した場合の通話の音質も改善されたとされています。
「Gen 5」では選べるバッテリーオプションが搭載されています。「Gen 5」では、Wear OS搭載スマートウォッチのバッテリー寿命にも力を入れており、4つのバッテリープリセットにより独自の体験が提供されると説明しています。
4つのバッテリープリセットにより、普段は毎日充電できるから「デイリーモード」、短期間の出張や旅行は「拡張バッテリーモード」といったようにシーンに合わせて使い分けできるようになりそうです。4つのバッテリーオプションについては以下の通りです。
「拡張バッテリーモード」 | 通知や心拍数モニターといった主要機能を損なうことなく、1回の充電で数日間利用可能 |
「デイリーモード」 | 常時スクリーンを始め全ての機能が有効 |
「カスタムモード」 | 自分で好きな設定を選んでバッテリーを最適化 |
「時間限定モード」 | 時計の残量が少ないときに、時間を知らせるためだけにスマートウォッチを使う場合バッテリーをさらに伸ばす |
スマートウォッチ市場は、AppleやSamsungにけん引され伸びてきていますが、Googleが開発したAndroidベースのWear OS搭載ウォッチのシェアは、開始当初に比べると縮小傾向にあるとされています。
Wear OS搭載スマートウォッチを代表するブランドが「Fossil」ですが、調査会社によれば、2019年第1四半期(1月〜3月)の世界スマートウォッチ市場における「Fossil」のシェアは2.5%となっており、前年同期の3.2%から縮小しています。
Wear OS搭載ウォッチをすべて合わせても、「Fossil」のシェアは10%に満たないのが現状となっており、今後の動向に注目したいところです。