2019年12月05日更新
「ナンプレ」の解き方のコツをくわしく解説!
上級者向けのナンプレもスイスイ解けるように、ナンプレの解き方のコツを詳しく解説します。ナンプレをやってみたものの、途中でわからなくなり、投げ出した経験は一度や二度はあるものです。でも解き方のコツを掴んでおけば、どんなに難しい問題でも解けるようになります。
目次
「ナンプレ」とは
3×3マスが縦横3つに並び、マスごとに数字が刻まれています。空いているマスに数字を入れてパズルを完成させるのが、ナンプレです。
数独と呼ばれる数字を使ったパズル
「ナンプレ」は、「数独」とも呼ばれています。数字を使ったパズルとなっていますが、計算が苦手な人でもコツを掴んでいれば、上級者向けの問題も簡単に解ける筈です。
世界的に有名なパズル
ナンプレの知名度はワールドクラスで、日本語が全くできない外国人に「SUDOKU」が通じるほどです。アメリカのTVドラマ等で、登場人物がナンプレパズルを解いている姿を度々見かけます。
「ナンプレ」の基本ルール
解き方のコツに入る前に、ナンプレの基本ルールについて取り上げます。基本ルールを抑えるだけでも、初級者レベルの問題は解けるようになります。
基本ルールの概要
ナンプレは、3×3のマスが縦に3つ、横に3つ並んでいます。マスに入る数字を埋めるのが、ナンプレの基本的なルールです。
同じマスや列に同じ数字は入らない
横一列には1~9までの数字が入ります。同じ数字が同じ横一列に入ることはありません。
縦一列には、1~9までの数字が入ります。同じ縦列に、同じ数字が入ることはありません。
ナンプレでは、3×3のBOXに太い線で区切られています。3×3のBOX内には1~9までの数字が入り、同じ数字が同じBOX内に入ることはありません。
「ナンプレ」の解き方のコツ~基本編~
ナンプレの基本ルールだけでも把握すれば、初級者レベルの問題は簡単に解ける筈です。ただ中級者レベルとなると、厳しい部分が出てきます。そこで中級者向けに、ナンプレの基本的な解き方のコツについて紹介します。
基本の攻略法
ナンプレの基本的な攻略法は、繰り返しになりますが、同じ列行3×3のBOX内に同じ数字は入りません。つまり違う別の数字が入ることになります。
1方向をチェックする
ナンプレの解き方のコツとしては、行か列どちらか1方向をチェックすることです。マスに入るのは、同じ行や列に入っている数字以外の数字です。
枠内にある空欄マスの数字のいずれかには、「2」が入る可能性があります。
1方向をチェックしてみると、数字が入らないマスが判明します。
数字が入らないマス以外の数字が、マスに入る数字です。
2方向をチェックする
ナンプレの解き方のコツとしては、2方向からチェックする方法もあります。
縦と横にある数字を確認して下さい。縦列に同じ数字が2つ、横行に数字が1つ並んでいたら2方向でチェックします。
1方向からのチェックでは、マスのどこに数字が入るのかがわかりません。
別の方向からチェックすると、マスに入る数字が判明します。
同じ縦/横の列/3x3の各Boxの足りない数字を探す
横一列、縦一列、同じBOX内に同じ数字が入ることはありません。つまり横、縦、同じBOX内に無い数字を探し当てれば、入るべき数字がわかります。
マスに入る可能性がある数字の目星をつけておきます。今回は3×3のBOX内から入る可能性のある数字を割り出します。
列を確認すると、マスに入る数字が判明します。マスに入る数字が判明しなくても、ある程度候補は絞られる筈です。
列をチェックしても入る数字がわからなければ、行をチェックします。行をチェックすれば、入る数字は完璧にわかる筈です。
一行/一列/Boxから数字を消去する
ナンプレの解き方のコツとして、一行一列BOXから数字を消去する方法もあります。
まずは行から、入る可能性がある数字候補をはじき出します。
同じ列にある数字から、マスに入る数字候補を削除すれば、答えは見えてくる筈です。
同じBOX内にマスに入る数字候補があれば、削除します。すると、空欄のマスはどんどん埋まるはずです。
一行/一列から足りない数字を探す
ナンプレがある程度進んできた場合の解き方のコツとしては、一行一列から足りない数字を探すことです。
マスに入る数字の候補をメモする
ナンプレの解き方のコツとして抑えておきたいのは、入る可能性がある数字をマスごとにメモをすることです。問題が難しくなればなるほど、メモが重要な手がかりになります。
「ナンプレ」の解き方のコツ~応用編~
上級者向けのナンプレとなると、基本の攻略法だけで解くのは難しくなります。そこで上級者向けの問題にチャレンジするためにも、一歩踏み込んだ解き方のコツについて取り上げます。
応用の攻略法
上級向けのナンプレでは、マスに入る可能性がある数字候補が、初級者向けと比べると多くなります。しかしマスに入る数字候補をじっくり観察すれば、入る数字は自ずとわかる筈です。
少し難しくなるものの、マスに入る数字候補から割り出すのも、ナンプレの解き方のコツです。
同じ数字の候補をもつマスをブロックする
上級者向けのナンプレとなると、同じ数字の候補を持つマスがいくつか出てきます。同じ数字の候補を持つマスをブロックすると、入るべき数字がわかるはずです。
右下端の3×3BOX内、右から数えて1列目と3列目のマスには、「6」か「8」いずれかの数字が入る可能性があります。
同じ数字の候補(6と8)を持つブロックすると、右から数えて2列目、下から数えて3列目のマスには「3」の数字が入ります。
同じ数字の候補を持つマスから数字を消去していく
同じ数字の候補を持つマスを消すと、入る数字がわかります。上から2列目横列マスには「7」か「9」の数字が入る可能性があります。
「7」と「9」の数字を消去すると、空いているマスの中には「5」と「3」が入ることがわかります。
隠れた数字の候補のペアを探して数字を消去していく
隠れた数字のペアを見つけて消去するのも、ナンプレの解き方のコツです。真ん中縦列では、「8」と「9」がペアになっていることがわかります。
ペアになっている「8」と「9」の数字を消去すると、「1」が入るマスは上から2番目マスと1番下にあるマスのいずれかです。
上2マスは「8」と「9」のいずれかの数字が入ることが確定しているので、「1」が入ることはありません。
1番下マスに入る数字は、「1」であることがわかります。
対角線の理論を用いる
ナンプレの難易度が上がると、対角線の理論を用いて解くことになります。それぞれの4隅には「5」の数字が入ります。
左から1列目と2列目の縦列には「5」が入らないことがわかります。
左から数えて3列目縦列1番下にあるマスの中には、「5」が入ることがわかります。
下から1番目と3番目の横列、右から4番目の縦列には「5」が入らないことがわかります。
下段中央3×3マス、真ん中左端のマスに入る数字が「5」であることがわかります。
仲間外れの数字を見つける
仲間はずれの数字を見つけるのも、ナンプレの解き方の1つです。左下端3×3マスに入る可能性がある数字の候補の内、「2」が入るマスは下から3番目、左から2列目のマスしかありません。