子供向けYouTube Music 「いいね！」機能を制限！レット・イット・ゴーは禁止？

「YouTube Music」では、子供向けと判断されたレット・イット・ゴーに「いいね！」機能が制限され、禁止されています。

YouTubeでは、プライバシー保護法やその他の法令に対応するための取り組みを進めており、「YouTube 」についても、機能の変更することを公表していました。

プライバシー保護法やその他の法令に対応するための取り組みは、「YouTube Music」でも影響がでており、「Made for Kids（子供向け）」と判断された「Let it Go」では、「いいね！」など特定の機能がブロックされているとのことです。

レット・イット・ゴーなどのディズニーの曲に「いいね！」機能が制限された背景について確認しておきましょう。

「YouTube」では2019年9月に、保護者の同意なしに子供の個人情報を収集していた事態が明らかとなり、米連邦取引委員会（FTC）と米ニューヨーク州に対して、和解金として総額1億7000万ドルを支払った経緯があります。

この事態をうけ、「YouTube」では、児童オンラインプライバシー保護法などの法令に対応するために、「YouTube」の機能に制限を設けるなど、変更する取り組みを進めていました。

子供向けと判断されたレット・イット・ゴーに「いいね！」機能が制限され、禁止する機能は、2月6日より世界中のすべてのエリアで適用が開始されています。

YouTube Premium会員が「YouTube Music」のミニプレイヤーを利用している場合は、曲を再生中にミュージックアプリ内を移動しても再生が途切れない仕組みとなっています。

ですが、ミニプレイヤーで、「Let it Go」の再生の途中で、他の画面に移動すると、曲が停止するようになっているとのことです。

また、曲に対して高評価となる「いいね！」や、低い評価の「嫌い」ボタンをクリックすると、「子供向けのコンテンツでは、この操作が無効です」と画面に表示され、評価を行うことができない状態となっています。

これは、児童オンラインプライバシー保護法などの法令に対応するために、「YouTube Music」に機能制限が実施され、「レット・イット・ゴー」が「子供向けのコンテンツ」であると判断されたためとみられています。

子供向けと判断された「レット・イット・ゴー」などディズニー関連の曲については、「YouTube Music」のプレイリストに追加することができないとされています。

なお、デスクトップ版「YouTube Music」アプリでは、「いいね!」機能や、プレイリストへ追加は、制限されておらず、実行することができるとのことです。

現段階では、日本版の「YouTube Music」iOSアプリでは、「レット・イット・ゴー」をプレイリストに追加することができており、利用している国やエリアによって、それぞれの対応となるのかもしれません。