2020年04月18日更新
Google Playのアプリのサブスクポリシーを変更!解約方法などを明示!
Googleはアプリストア「Google Play」にてサブスクリプションサービスアプリのポリシーを変更したことを発表しました。解約方法などを明示する変更を実施したGoogle Playのアプリのサブスクポリシーについてご紹介します。
目次
Googleはアプリストア「Google Play」にてサブスクリプションサービスアプリのポリシーを変更したことを発表
米国時間の4月16日、Googleは、アプリストア「Google Play」にてサブスクリプションサービスアプリのポリシーの条件変更を行うことを発表しました。
Googleがポリシーの条件変更を発表した「Google Play」の、サブスクリプションサービスとは、ユーザーが利用料金定額制のサービスとなっています。
Google Playのアプリのサブスクポリシーを変更した背景について
それでは、Google Playのアプリのサブスクポリシーを変更した背景について確認していきましょう。最近、アプリでも提供が増加しているサブスクリプション型のサービスでは、利用料金については、毎月支払いが発生する仕組みとなっています。
サブスクリプション型のサービスを提供する立場としては、安定的な収入増加が期待できることから、長期間、ユーザーが加入してくれる点がサブスクリプション型のサービスの最大のメリットといえます。
ですが、その点を重視するあまり、アプリの試用期間や利用特典の条件、毎月の利用料金をあいまいな表現にて説明していたりわかりにくく表示してあるものもあり、解約方法についても不明の場合が、往々にして見受けられます。
Googleでは、この状況を考慮して、ユーザーに必要なすべての情報をわかりやすく開示することが、サービスへの信頼を高め、サブスクリプションを長期間利用していただけるようになると説明しています。
今回、Googleが実施したポリシー変更については、ユーザーへ、よりわかりやすくする目的がありますが、そのほかにも、詐欺的な方法でサブスクリプションに加入させるような手口を防止する目的もあるとされています。
変更された「Google Play」のアプリのサブスクポリシーでは
変更された「Google Play」のアプリのサブスクポリシーでは、提供するサービスについて、定期購入の費用や請求期間など、ユーザーに、わかりやすく説明を行う必要があります。
説明の必要がある内容は、請求の頻度や、アプリを利用する上で定期購入の必要性の有無をはじめとして、無料試用やお試し特典などに関する条件説明を追加したり、解約する際のキャンセル方法についてもわかりやすく説明するよう変更されています。
Google Playのアプリのサブスクポリシーを変更されたことで、今後、Google Playアプリには、すべての機能もしくは一部の機能を利用するのに、サブスクリプションが必要となるかどうかを明示する必要があります。
Googleでは、変更後の新ルールを順守するため、アプリやサービスの開発者には6月16日まで猶予を与えることを決定しています。
「Google Play」では
「Google Play」では、今後、無料期間や一定の試用期間の終了が近づいた場合に、ユーザーにリマインダーをメールで送信されるようになります。
また、3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月の定期購読の契約を行っているユーザーに対しては、期間終了が近づくと通知が送信されます。
その他にも、「Google Play」では、サブスクリプションを契約しているユーザーが、アプリをアンインストールした場合には、アンインストールだけでは解約されず、サブスクリプションをキャンセルする必要があることも通知するようになります。
Googleは位置情報データの制限も厳格に
Googleは、位置情報データの制限についても厳格にすることを公表しています。今回の変更により、今後は、アプリ開発者は、アプリの実行中にバックグラウンドの位置情報を収集する場合には、ユーザーの許可を取る必要があります。