2020年06月23日更新
Flash Playerの終了でアンインストールを促すメッセージの表示へ!
Adobeが提供している「Flash Player」は2020年12月31日のサポート終了に向けアンインストールを促すメッセージが表示されるようになります。終了に向けアンインストールを促すメッセージの表示を行うFlash Playerについてご紹介します。
目次
「Flash Player」のサポート終了に向けアンインストールを促すメッセージを表示するように
Adobeが提供している「Flash Player」では、2020年12月31日にて配布及び更新を終了しサポート対応を終了することをすでに公表しています。
Adobeでは、2020年12月末日のサポート終了へ向けたユーザーへの案内として、今年下半期以降にアンインストールを促すメッセージ・プロンプトを表示することを発表しました。
「Adobe Flash Player」のサポートについて
「Adobe Flash Player」のサービス終了については2017年7月に決定されましたが、実際に「Adobe Flash Player」のサポート終了後についてどうなるのか確認しておきましょう。
Adobeが公式サイトに設置している「Adobe Flash Playerサポート終了情報ページ」の案内では、2020年12月31日以降「Adobe Flash Player」のアップデートは配布されなくなるとのことです。
また、新規に「Flash Player」のダウンロードもできなくなることが明らかになっており、サポート終了後の2021年1月以降は「Flash Player」を新規インストールすることができません。
これまでの経緯について
それでは「Flash Player」の現在の状況についてご紹介していきましょう。ウエブ技術の調査を行って行っている「W3Techs」の調査結果では現在「Flash」を使用しているウェブサイトは全体の2.6%程度となっていることが報告されています。
「Flash Player」の最盛期ともいわれる2011年には28%も占めていたことを考慮すると以前に比較すると利用しているウエブサイトが減少していることがわかります。
また以前は「YouTube」や「Facebook」でもFlashを利用したコンテンツの提供を行っていましたが、「HTML5」が普及した影響で「Flash Player」の活用頻度が減少していったと考えられます。
なお、現在ではAdobeにおいても「Flash」の負担が大きくなっているとして「HTML5」や「WebAssembly」へ移行するようユーザーへ案内しています。
Adobeでは
Adobeによると、サポート終了後はアップデートなどの更新を終了するだけでなく、Flash Playerのすべてのダウンロードページをウェブサイトから削除するとしています。
Adobeではウェブサイトからの削除の理由について、ユーザーがソフトウェアをインストールしサポートされていないバージョンを使う危険性を防ぐためだとしています。
またAdobeの「FlashベースFlash Playerは、これまでもハッキングやマルウェアの標的にされてきたことが多くサポートを終了することにしたとみられています。
今後について
ウェブブラウザー上では、現在「HTML5」•「WebGL」•「WebAssembly」などのオープンスタンダードが普及しており多くのウェブにて利用されています。
Adobeの2020年12月31日のサポート終了に向けてユーザーは「Flash Player」から「HTML5」・「WebGL」や「WebAssembly」に切り替えることで安心してウェブサイトが利用可能となります。
「Flash Player」のアンインストールを促すプロンプト」表示について
Adobeでは2020年12月31日のサポート終了に向け、ユーザーに「Flash Playerのアンインストールを促すプロンプト」を表示することを発表しました。
「Flash Playerのアンインストールを促すプロンプト」の表示はいつからどのようにして表示されるのかは現段階では明らかとなっていません。
ですが、利用しているユーザーは事前に「Flash Playerのアンインストールを促すプロンプト」を表示されるという認識を持っておくと実際に表示された際にも慌てずに対処できるのではないでしょうか?